大ぶり長財布 バッグ風も
収納たっぷり 上品な牛革製
今年も残りわずか。新年に財布の買い替えを検討している人も多いだろう。最近はお札を折らずに入れられる長財布が女性に人気だ。
肩に掛けて使えるバッグ風の財布も登場し、注目されている。収納力の高さに加え、様々な場面で使える汎用性も魅力らしい。
新春に購入する財布は、「春」が「(お金で財布が)張る」ことを連想させ、縁起がよいとされる。
「年末から2月にかけて買い替える人が多い」と話すのは、東京・銀座に直営店を構える雑貨ブランド「ヒロコハヤシ」で商品開発を担当する佐々木佳子さん。同店で扱う約100種類の財布のうち約40種類が長財布だ。ここ数年、二つ折りタイプより、長財布を選ぶ女性が増え、購入者の7割前後を占めるという。
「店のポイントカードなど、たくさんのカードを持ち歩く人が増え、大きめの財布を選ぶ人が多い」と佐々木さん。同店ではサイズの異なる長財布を扱うが、最近よく売れるのが一番大きなタイプ。横23センチ、縦12センチ、厚さは3センチある。取り外し可能なチェーンが付いていて、小ぶりなショルダーバッグか、手でつかんで持つクラッチバッグのようだ。
内側には小銭やお札、カードなどを入れられるポケットがたくさんついていて機能的なのが特徴。携帯電話やパスポート、リップ、ハンカチなども収納できる。
このタイプの財布には、柄や素材の違いによって9種類あり、一番人気は、牛革に型押しと型抜きを施して繊細な柄を表現した「ジラソーレ」(3万9900円)。上品な色合いのゴールドやシルバーは、パーティー用バッグとして使っても違和感がない。和服との相性もよさそうだ。
三越銀座店(東京)でも長財布が人気だ。「かつては黒や茶が主流だったが、最近は黄色やゴールド、ピンクなど、明るい色がよく売れます。こうした財布で個性を演出しようとしているようです」と同店で雑貨の買い付けを担当している山田孝一さん。やはり肩や腕に掛けて使える大ぶりの長財布約30種類を扱う。
婦人服飾雑貨ブランド「A・D・M・J」の牛革製長財布(3万6750円)はチェーンの長さが変えられる。腕にかければ上品な雰囲気に、斜め掛けにすれば軽快な印象になる。前面に大きなポケットが付いており、ここに携帯電話などを収納できる。街歩きや旅先などでも重宝しそうだ。色はピンク、カーキなど4色。
「フルラ」や「マルベリー」「アンテプリマ」でもバッグ感覚で持てる財布を販売している。「普通の財布はそのままでは持ち歩くのに抵抗があるが、チェーンや持ち手が付いていればバッグ風に見えて自然な印象になります。バッグインバッグのような使い方をしても便利」と山田さん。
同店では、財布売り場に全身を映せる姿見を設置。「商品選びに迷ったら、姿見で財布を手にした姿を確認してみてください。装いや雰囲気に合っているかどうかが分かります」と助言する。
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