【モスクワ=寺口亮一】ロシア極東アムール州と北朝鮮は13日、同州の農地を北朝鮮に貸し出し、北朝鮮が農産物を栽培する共同事業を開始することで合意した。タス通信が伝えた。
合意によると、来年から同州内の約1000ヘクタールの土地で北朝鮮の労働力を利用して大豆やジャガイモなどを栽培する。賃貸料や期間は明らかになっていない。
同州では農地の有効活用を模索しており、食糧不足解消が喫緊の課題となっている北朝鮮と利害が一致した形だ。露朝両政府は昨年8月、首脳会談で農業での協力拡大で合意していた。