岩波「縁故採用」波紋…学生複雑・国は厳しい目憲法や人権など硬派のテーマで出版界をリードしてきた岩波書店が、2013年度の社員募集要項で「著者か社員の紹介」があることを採用の条件としたことに波紋が広がっている。 縁故採用に限定するような印象を与えるだけに、厚生労働省が調査に乗り出す事態になった。だが、「学生の熱意を期待しているのだろう」と擁護する声もあり、学生の反応も複雑だ。 「岩波書店著者の紹介状あるいは岩波書店社員の紹介があること」。同社は、こんな注意書きを太字で示した社員募集要項をホームページで公表し、今月になって一斉に報じられた。 人権問題などで知られる同社だけに反響は大きかった。厚生労働省就労支援室は、「公正な採用選考を呼びかけている国の立場からすると見逃せない」と厳しい目を向ける。小宮山厚労相も3日の記者会見で「早急に事実関係を把握したい」と明言し、東京労働局などが調査を行っている。 (2012年2月14日15時23分 読売新聞)
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