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自然の掛け軸 春の優しさ

撮影・安斎晃

 寒い日が続きますが、暦の上ではもう春。早春のおもてなしに、和水仙を床の間の壁に飾ってみましょう。

 手拭いの上下を挟んで簡単に壁掛け飾りにできるタペストリー棒を使いました。上の軸から、針金と糸で2本の竹筒をぶら下げます。竹筒は10センチほど高さを変えてくっついた状態にしますが、この時、筒の下端を手拭いより少し下に出すと、バランスがよくなります。

 手拭いに色味があるので、入れる花材の色は少ない方が生き生きとした感じが出ます。和水仙のほかは、シダの一種で、冬でも緑がきれいなアンブレラファーンを合わせました。群生したシダの中に、花が咲いているイメージです。

 和水仙を生けるのは下方の竹筒。アンブレラファーンは2本ずつ使います。最も大きく葉が広がったものを、和水仙にかぶさるように一番上に置きます。

 冬には水仙だけで生けることも多いのですが、ほかの花材と合わせると春の優しさが出ます。自然の掛け軸を楽しんでください。(談)

 タぺストリー棒1050円

 日本華道社(075・223・0613)

 土屋 郁剛(つちや・くによし) 新潟県佐渡市生まれ。池坊中央研修学院研究員。京都市内を中心に、各地でいけばなを指導している。

2012年2月8日  読売新聞)

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