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『外天楼』 石黒正数著

 集合住宅のゴミ置き場でエッチな雑誌を手に入れた少年3人組。古雑誌にはおかしな特徴が――ミステリー小説誌の連載で犯人当てや密室の謎などてんこ盛り。

 知識だけは一人前の新米女性刑事らの珍推理などユーモアに笑った。ロボットや人工生命技術が進んだ世界であることが明かされ、迷宮的な集合住宅の奥に迷い込む感覚を味わううち、思いもよらぬ真実にたどりつく。奇妙な味と伏線の妙に感服。(講談社、700円)

2011年11月3日  読売新聞)

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