「今のバイエルンはバルサのようだ」ドイツ代表への招集を免除されたDFフィリップ・ラーム主将は11日、28歳の誕生日をミュンヘンで迎えた。一番の願い事は「健康」だと言うが、もちろんバイエルンとドイツ代表でのタイトル獲得も願っている。「現状はすごく順調だね。僕らにはずっと上を目指すだけの資質がある」と、胸を張る。 来年夏のユーロ2012での優勝を目指すドイツ代表もそうだが、もちろんバイエルンについても言えることだ。「すごく良い感じだよ。規律があって誰もが前向きだ。試合への入り方が昨シーズンとは全く違う。タイトル獲得に向けて順調に進んでいる」と、ラームは今季のこれまでを総括する。 特に、攻撃陣の守備への貢献を褒め称えた。「フランク(リベリ)、マリオ(ゴメス)、トーマス(ミュラー)、トニー(クロース)が守備に貢献してくれるおかげで、チームがこれだけ強いんだ」と語り、今季のバイエルンはFCバルセロナを彷彿とさせると言う。「もちろん、バルセロナは見事な攻撃を展開するチームだよ。でも、選手全員で守備を行ったり、ボールを奪われたらすぐに守備に切り換えてプレッシャーをかけたり、ボールの支配率が高いことで有名なチームでもある。僕らも、そういうチームになろうとしている」。 ラーム自身はハインケス監督の下で右サイドバックから左サイドバックにポジションを変えた。これについては、「僕にとってはそんなに変わらないよ」と話しているが、「(左MF)フランクとの連係がこれまでよりもずっと良くなった。もしかしたら、これまでで最高かもしれない」と、目を輝かす。リベリがこれまでになく守備に貢献するようになっていることが大きく影響しているだろう。「誰が見てもわかるよ。彼が、どれだけ守備に参加して、結果的にボールを奪っていることか。最高だよ。このままの調子で行くと良いね」。主将は、リベリへの賞賛を惜しまなかった。 (2011年11月15日 読売新聞)
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