次こそは「正しい反応」を示したい27日夜、コファス・アリーナを後にしたバイエルンの選手たちの表情は暗く、フラストレーションが溜まっていた。マインツ相手のアウェー戦に敗れ、ブンデスリーガ戦2連敗。ドルトムントに首位の座を明け渡してしまった。 リーグ暫定15位相手の試合を終え、ネルリンガー・スポーツディレクターはこう語った。「リーガでは最近5試合のうち3試合に敗れた。その結果が順位表にも反映されている。今は苦しい時期に差し掛かっている」。MFミュラー(ドイツ代表)は、「どん底の気分だ。なかなか言葉が出てこない」と、力無く語った。 バイエルンの選手たちが腹を立てているのは、今回の敗戦を招いた自分たちの試合内容にだ。「3失点もしたということは、チームがミスをおかしている証拠」とミュラー。FWゴメス(ドイツ代表)は「ここ2試合では、必要な決定力に欠けていた」と指摘し、MFクロース(ドイツ代表)も「ここ(マインツ)で勝つには(パフォーマンスが)足りなかった」と述べた。 「マインツに称讃を送らないといけないが、このような敗戦の後は、まず我々側の敗因と向き合う必要がある」と語るネルリンガーは「前半は完璧に居眠りをしていた」と厳しいコメントも残した。バイエルンのスポーツディレクターは、「アグレッシブさ、運動量、コンパクトなチームプレー」などの「基本的な要素」が欠けていた点を指摘、「まったく試合に入り込めなかった。攻撃の組み立て方も良くなかった」と分析した。 3日に行われる次節、ホームでのブレーメン戦では、チームが「正しい反応」を見せてくれることに、ネルリンガーは期待を寄せている。「今週は普段通り練習ができる。いろいろ改善していくのにはうって付けだ。ここ数試合、不足していた基本的なことを取り戻さなくてはいけない」――。 (2011年12月1日 読売新聞)
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