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自分スタイルで輝く

(3)メイクでプラスアルファの魅力を引き出す(上)

 第1回の「パーソナルカラー」、第2回の「イメージコーチング」に続く今回は、自分らしさをより輝かせるための「メイク」。自分スタイルのメイクで、エイジレスな魅力を手に入れましょう。

メイクの意味と効果とは?


メイク前/日焼けした肌と手入れのされていない「まゆ」が素朴な印象を与える
メイク後/肌のトーンが整えられて、まゆもすっきり。知性と優しさを感じさせる都会的な女性に
(1)乳液をつけたコットンで、下から上へ、内側から外側へ優しくぬぐう(2)手のひらで肌の状態を確かめる(3)人さし指で下地を塗っていく(4)目の際などヨレやすいところは薄く塗る(5)コンシーラーはシワに対して垂直に。目の下には縦に、ホウレイ線には横に(6)コンシーラーをまぶたに塗ると、アイシャドーの発色&モチもよくなる(7)ファンデーションとコンシーラーをなじませる(8)顔の輪郭に、大きめのブラシで自然な影をつける(9)目の周りや鼻すじにハイライトを

 アドバイザーの冨永さんに、メイクの意味と効果を聞いてみました。

 「メイクのルーツは、巫女が神様の前に出て行くときに施した神聖な儀式。現在では身だしなみの一環として、プライベートからオフィシャルへ切り替えるための役割に変化しています。効果は二つ。一つは外に向かってコミュニケーションするため、他人に自分をどう見せるか演出することです。二つ目は、自分のため。顔を触る動作は、自分をいたわる行為であり、自分を大切にすること。自分の顔を鏡で見て“今日の自分はどうかな”とチェックしてあげるのも大事なことです」

 ここで冨永さんから、編集長に質問です。

 「編集長さんは一日何回、鏡を見ますか?」

 編集長の答えは、「えっ? ……朝、髪をとかす時しか見ないです」でした。

 「メイクは習慣です。時間があるからじっくりメイクしようとか、最低限これだけはしようとかメリハリをつけつつ、とにかく毎日、必ず鏡に向かうようにすることです。朝のちょっとした時間でも、自分と向かい合うことで変わっていくのですから」

 特別な時以外は基本ノーメイクの編集長。冨永さんの説明にうなずきつつも、メイク方法がわからず、どこから手をつけていいやらわからない様子です。

 そこで今回は、メイク初心者のためのメイク方法「ひよっこメイク」でたくさんのファンを持つ、メイクアップアーティストの朝美さんにアドバイスをいただくことにしました。

仕上がりの7割を決める、ベース作り

 「ベースは、顔色を整え肌を美しく見せる効果のほかに、肌を外からの刺激(紫外線やほこりなど)から守る目的もあります」と朝美さん。

 作りこんだ美しさではなく、「メイクしてなくてもキレイなんだろうな……」と錯覚させるベース作りを教えていただきました。

1、プレメイク
 メイクの前に肌を整えます。洗顔し化粧水などをつける前に乳液をコットンに取り、優しくぬぐって肌の古い角質を取ると透明感が増します。
※日焼け止めを塗る場合は、肌を整えた後に塗る。

2、下地(コントロールカラー)
 下地はファンデーションを密着させて、ノリとモチをよくするうえに、素肌がキレイに見えるという効果があります。今回は日焼けをしている編集長に合わせて、下地のなかでもコントロールカラーと呼ばれるタイプ(色味がついたもの)の、黄色(赤みカバー)とピンク(くすみ防止)を混ぜて使用しました。
 手のひらで混ぜ合わせた下地1/3の量を、目頭と目尻、小鼻を結んだ▽地帯に置き、ほおから外側へ、あごまで伸ばします(▽地帯を明るくすると自然なメリハリが生まれ、顔に立体感がでます)。
 顔の左右に塗った後、残りの量を眉間におき、眉間から生え際へ顔の内側から外側へと伸ばします。残った下地で、目、鼻、口もとの順に塗っていき、最後に手のひらで全体を包むように軽く押さえます。
※時間がない時などはファンデーションを塗らず、コントロールカラー+フェイスパウダーの組み合わせでも、美しく仕上がります。

3、ファンデーション
 ファンデーションをほおに置き、人さし指で伸ばした後、下地と同様に▽地帯から外へ、中心から外へ、たたき込みながら伸ばしていきます。全体に塗り終わったところで、水に濡らして固く絞った厚みのあるスポンジ(ムラになりにくく、たたき込みやすい)で、たたき込んでいきます。
 スポンジを使うと、ファンデーションが立体的に塗れるうえに、毛穴が目立たない仕上がりに。また、スポンジが脂分を吸うため崩れにくくなります。その上、濡らしたスポンジは、毛穴を引き締めてくれる効果も。
※ファンデーションとコントロールカラーは、同じメーカーの方がなじみやすい。

4、コンシーラー
 下地やファンデーションでカバーできない色ムラはスーパーファンデ、コンシーラーの出番です。シミやクマのカバー、小鼻の赤味には、ファンデーションより濃い色味のものを、目周りのハイライト効果やホウレイ線に使うときは明るい色のコンシーラーを使います。
 コツは、塗るというよりたたき込む感じ。指は下から上に動かしてください。最後にコンシーラーとファンデーションがなじむよう、やさしくスポンジでたたきます。
※コンシーラーを塗るタイミングは、リキッドファンデーションの場合はファンデの後に、パウダーファンデーションの場合はファンデの前になります。

5、フェイスパウダー
 透明感アップとメイクを崩れにくくする効果があるフェイスパウダー。ファンデーションより明るめの色をパフでつけ、ブラシで余分な粉をはらって完成です。

6、シェーデイング
 顔に陰影をつけるシェーデング。淡いグレーや濃いベージュなど、自然な顔の影(シェード)に見える色を選びましょう。スポンジや大きめのブラシにとって、顔の輪郭、アイホール、鼻すじの両側など顔の低く見せたい部分に塗っていきます。
※下から上へ塗ることでマッサージにもなり、リフトアップ効果が望めます。

7、ハイライト
 ハイライトの効果は、光があたっているように見せて、明るくいきいきとした表情を作ることです。
 顔の明るく見せたい部分、額や鼻すじ、目の下の▽地帯、こめかみに、ブラシに少量をとり、内側から外側へ軽く乗せていきましょう。
※ハイライトを乗せる面積が広すぎると顔が大きく見えてしまいます。最初は「少量を、狭めに」がコツです。

 ⇒2ページの「ポイントメイクで個性を演出」に続く

2010年7月23日  読売新聞)

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