目指せ! エイジレス・ビューティー!!(その4)
肩甲骨がほぐれ、からだ全体が軽くなった!
日本列島、全国で猛暑がリポートされていますけれど、皆様、元気で活動していらっしゃいますか?
「エイジレス・ビューティー」を目指してスタートしたKOKOさんのトレーニング法「エアロインパクト」も、最後の仕上げの章に入ります。
これまでの2回、「その2」「その3」の項では、スタンディングポーズでの有酸素運動を学んできました。
肩甲骨、丹田(たんでん)、ウエストにそれぞれ注目したエクササイズです。
私は、「その2」でご紹介した「肩甲骨イン&アウト」を1日おきくらいに続けたせいか、先日、KOKOさんのチェックを受けたら、「かなりほぐれてきましたね」との評価をいただきました。「からだに柔軟性が出てきたから、リズムにも乗れるようになってきていい感じですよ」……ですって。
あの鋼のようにかちんかちんだった肩甲骨が、こんなにほぐれてくるなんて……あきらめていただけに、自分でもちょっと驚きです。
体重も1.2キロほど落ち、30を超えていた体脂肪が3%くらい減りました。
そして、何よりも、首や肩の凝りが改善されて、からだ全体が軽くなった感じがします。
さあ、ここでもうひと頑張りです。
ゼロインパクト床運動で引き締め効果
今回学ぶのは、床から両足を離さないゼロインパクトの床運動。有酸素運動で代謝をアップさせ、筋肉を活性化させてきたわけですが、床運動で引き締めに入ります。
「レッグスアウト」「レッグスイン」、そして「ヒップ・タイトニング」の3つのパートに分かれています。
まず、「レッグスアウト」です。
基本のポーズを取りましょう。
床の上で横向きになり両脚をまっすぐ伸ばし、左腕を曲げて上体をあずけます。右手は前方に置いて、からだ全体を軽く支える感じです。そして、右脚を上げられるところまで上げて、まずキープ(写真1)。
コツは、目線を床でなく、なるべく上を見るようにして、前かがみにならないこと。両肩甲骨を引き付けて胸を突き出しましょう。そう、からだ全体が弓なりにそっているような感じでポーズを取ります。また、脚を上げるときには、反動をつけずに行うこと。「アンダーバストの下から脚が伸びていると思って、脚に意識を集中させてくださいね」と、KOKOさんのアドバイスです。
そして、キープしたところから、さらに頑張って、「もう本当に、これ以上上げるのはムリ」というところまで、脚を上げてみます。
この繰り返しで、8回がワンセット、最初は4−8セットが目標です。
次に、上げていた右脚を直角に曲げて、右足の裏をフラットにして背後にあるものを押すような感覚で動かします(写真2)。力が入ると前のめりになりやすいのですが、上体は前を向いてキープさせておくことが重要です。
また、両手を斜め前方に投げ出し、右脚をさらにさらに上を目指して上げるという変形ポーズもあります。
右脚が終わったら、今度は左脚。まったく同じことを続けていきます。
このエクササイズは、太腿の外側とヒップの引き締めに効果があるそうです。
KOKOさんはにこにこ笑顔で実践していますが、このポーズ、かなりきついです。
私は、KOKOさんのように高く脚が上げられないのですが、それでも脚の外側からお尻にかけての筋肉(いえ、たっぷりの脂肪も含むのかもしれませんが)が痛くて痛くて、エクササイズ中、「ぎゃあ〜」と悲鳴を上げていました。
ジムのスタジオに毎日通っているというエクササイズフリークの女性と一緒にトレーニングする機会があったのですが、その彼女でさえ、「私は意地でも声は上げまいと思って耐えたけれども、こりゃ、キツイわ」と言っていました。
そうそう、この床運動でも、「その2」で説明した、呼吸法は忘れずに。息をヒューッと吐き出すと同時に、お腹をぐっとへこませます。
脚の動きに気を取られているとおろそかになりがちですが、呼吸法のリズムは、引き締めの効果にも影響してくるそうですから、しっかりやりましょうね。
内腿のぷよぷよサヨウナラ
さて、お次は、「レッグスイン」に移ります。内腿のぷよぷよを引き締める効果があるそうです。ならば、気合を入れて、頑張らねば……。
最初の基本ポーズは、「レッグスアウト」の時と同じ。床の上で横向きになり両脚をまっすぐ伸ばし、右腕を曲げて上体をあずけます。今回は、左脚をくの字形に曲げて前方に置き、左手を膝の後ろからくぐらせて、左脚のふくらはぎの自分が心地よいと思える部分に添えます。
床にまっすぐ伸ばしていた右脚を、上に引き上げるようにアップさせます。安定したところでキープです(写真3)。そして、「レッグスアウト」の時と同様、「もうこれ以上は絶対にムリ」な高さまで上げます。
私が「もうムリ〜」と悲痛な叫びを上げていると、「そこをもう数ミリでもアップさせようと頑張ると、効果が上がってくるんですよ」と、KOKOさんの檄(げき)が飛びました。
この時ばかりは、いつもやさしいKOKOさんが、鬼コーチにみえてきました。
左脚を後ろに戻して、右脚アップのエクササイズを続けます(写真4)。さらに、右足の裏をフラットにして前方にぐっと押す運動へと続きます(写真5)。
右脚が終わったら、左脚を同じように鍛えます。
最後に、「ヒップ・タイトニング」で仕上げです。仰向けに寝て、お尻を内側にきゅっと引き締める感覚で腰を持ち上げます。最初は両膝を離し、次に、両膝をそろえて続けます。右左のひねりを入れるなど、ポーズに変化をつけていきます。
どのエクササイズも8回がワンセットで、4−8セットが目標です。
初めてこのゼロインパクトの床運動に挑戦したときは、レッスン中に足はつるし、翌日、お尻と太腿の外側が痛くて半日ほど足を引きずっていました。ふだん、その部分を使っていない証拠ですよね。でも、そのあと何回かのトレーニングで、こうした「異変」は起こらなくなりました。
では、余裕のある方は、有酸素運動から続けて床運動にトライしてください。どんな効果が出てくるか、楽しみですね。
なお、KOKOさんのエクササイズは、8月下旬、DVDにまとまり、出版される予定です。また章を改め、お知らせいたしますので、ご期待ください。
※次回は、KOKOさんの「エイジレス・ビューティー」の秘密を日常生活から探ります。8月13日の掲載です。
「目指せ! エイジレス・ビューティー!!」は隔週金曜日の掲載です。
目指せ! エイジレス・ビューティー!!(その1)
目指せ! エイジレス・ビューティー!!(その2)
目指せ! エイジレス・ビューティー!!(その3)
目指せ! エイジレス・ビューティー!!(その5)
目指せ! エイジレス・ビューティー!!(その6)
プロフィル
永峰好美(ながみね・よしみ)1979年読売新聞社入社。編集局生活情報部、解説部などで取材 にあたり、2005年5月より東京・銀座の百貨店、プランタン銀座取締役。記者時代はメイクも落とさずベッドに直行することが多く、お肌もボディもぼろぼろに。今は、貪欲に様々なビューティー情報にアンテナを張り巡らせています。「新おとな総研」では、銀座に関する話題をつづった「GINZA通信」を連載中。
- 主役でも脇役でもOK!ネギの実力 (2012年1月27日)
- 朝ジュースを飲んで「美活」しよう! (2012年1月13日)
- ジェルネイルで爪先のおしゃれ (2011年12月16日)
- クリスマスは、おうちでアロマ (2011年12月2日)
- 寒天でおいしいダイエット (2011年11月18日)
- 「差がつく」保湿におすすめアイテム ベスト10! (2011年11月4日)
- 旬の西洋ナシで美肌づくり (2011年10月24日)
- 安眠のための3つのリラックスポイント (2011年10月7日)
- すべすべかかと美人を目指す (2011年9月16日)
- ビューティーフードプログラムで健康美人を目指す (2011年9月2日)
ピックアップ
トップ
|
|