（５）スタイルブックとパーソナルクレド® （下）

コーチングを終えて

　――２か月にわたり、自分が変わっていくところを客観的に見てきて、その中で気持ちが変化していったのはどのあたりからですか？

肩の荷が下りて、楽になったと語る編集長

　編集長「自分が思っていた自分の姿と、人から見たときの姿って全然違うんだな、と驚きました。外から見たときの評価が違うという意味だけではなく、自分の元々持っていたものから真っすぐ来ていなかったというのが、すごい発見でしたね」

　特に「第２回イメージコーチング」の、昔の自分が本当に好きだったものを思い出す過程で、いかに自分が社会に出てから“ねばならない”と思い込もうとしてきたかに気づかされました。今は、何も無理やりに“ねばならない”をしなくてもいいんだ！と考えるようになりました。自分が元々好きだったものとか、本来求めていたものに素直に向き合える気がします（満面の笑み）」

　――気持ちの変化が、外見にも確実に反映されていますね。ノーメイクだったのが毎日メイクをするようになり、ファッションも変化、そしてなにより表情が明るく柔らかくなったように感じます。

　編集長「このコーチングを受けるまで、白、ベージュ、茶色で自分の色を塗っていました。今ある姿が自分だと思い込んでいました。今回のことで、私は明るい色が好きだったんだって気がついた。それを着ると気持ちも“開く”感じがしています。すごく、楽しいです（うれしそうに）。自由になって、肩の荷が下りたような気がします」

　――ちなみに、コーチングを受ける前に「このパーソナルクレド®はあなたです」と渡されたら、受け入れられましたか？

　編集長「ありえなかったですね。私が“花”ですか？　何それ？って感じだったと思います。でも、今の私は、照れるけれど“うれしい”と素直に受け止めています」

　冨永さんから編集長へ最後のアドバイス――。

　「自分が変わると周りも変わっていきます。自分に対して本気でかかわると、人にも本気になれる。自分の経験や気持ちに照らし合わして、相手の事情も慮（おもんぱか）れる。相手の言動にイラッとしても、きっとこの人には何か理由があるんだなと、思いやれる。人の気持ちをわかろうとすると、相手にもその気持ちは伝わり、きっと関係がよくなるはずです」

　相手に何かを求めても、そう簡単には変わらない。まず自分が変化することで、それを受けて相手の気持ちも変化する。小さな風が花を揺らし、その動きで隣の花も揺れるように、変化はゆっくりと伝わっていきます。本来の自分を取り戻し、輝きを蘇（よみがえ）らせた編集長。その輝きは確実に周りの人達に伝わっていくのではないでしょうか――。

　次回はコーチングを終えた編集長が、自分スタイルのためのお買い物に出かけます。自分が一番輝くスタイルを手に入れた編集長が大変身します！

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「自分スタイルで輝く」シリーズ記事

自分スタイルで輝く(1)
自分スタイルで輝く(2)
自分スタイルで輝く(3)
自分スタイルで輝く(4)
自分スタイルで輝く(6)

※アドバイザーの自分スタイリスト・冨永のむ子さんが、パーソナルクレド講座を開催いたします。自分らしさや自分の魅力を“物語”として形にすることで、イマジネーションが刺激され、常に心に持ち続ける、自己実現の拠り所になります。あなたも自分らしさを再発見してみませんか？
詳細は、冨永さんのブログをご覧ください。
http://ameblo.jp/soullifelabserendip/entry-10624056181.html