　6月に1リッター170円を超えたガソリン価格が7月に入って更に高くなり、1リッター181円（石油情報センター：7月7日付）と遂に180円台に。今月下旬には卸売り価格を4.4円値上げする石油元売り業者もあることから、ガソリン価格は更に高騰しそうです。これだけガソリン価格が上がり続けると、ユーザーも燃費の良いクルマへの乗り換えを検討し、次の購入には「軽自動車」や「コンパクトカー」、あるいは「ハイブリッドカー」というのが有力候補になるでしょうね。

　4月に行った調査では、現在所有するクルマのうち軽自動車は28.5％、コンパクトカーは18.7％、ハイブリッドカーはわずか0.4％という結果でした。ガリバーで乗り換えたユーザーのデータでは年々小型車への乗り換えが増加していることから、このガソリン高によりその傾向は更に加速するかもしれません。

　とはいえ、クルマというのは実用的な移動の手段のひとつともいえますが、一種のステータス性を表現するものであったり、自分ひとりの空間を作り出すものでもあります。また、家族の事を考えると子供のためにミニバンの購入という選択肢も出てきますね。そんなユーザー心理の表れを証明するのが、次回購入する際に検討する車種です。

　結果では「欲しいクルマの中で燃費のいいクルマ」というのがトップで47.9％とほぼ半数の票を獲得しました。そしてハイブリッドカー・軽自動車と続き、基本的に燃費は重視しますが、燃費よりも車種が優先される結果となっています。

　燃費にはこだわらないというユーザーは10％程にとどまりますから、このガソリン高というのは、環境にとってはとても良いことなのかもしれませんね。