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蘇る記憶 懐かしの車たち

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ホンダ1300

1969年9月29日朝刊

 
ホンダ1300
77シリーズ 48万8000〜63万5000円
99シリーズ 64万3000〜71万円

  • ニュースから
    • 青山学院大 全学集会で乱闘騒ぎ
       先月21日の機動隊導入後、1か月以上にわたってロックアウトを続けていた東京・渋谷の青山学院大で28日、授業再開を目指す全学集会が開かれたが、これに反対する全共闘派学生と、応援団などの学生たちが壇上で乱闘する騒ぎとなり、集会は8000人の学生を集めながらたった20分で中止された。
    • 立大に警官隊 早大も捜索
       警視庁公安部は28日早朝、制私服警官350人を動員、東京・戸塚の早稲田大学文学部を傷害容疑で、また池袋の立教大学を公務執行妨害と凶器準備集合容疑で、それぞれ捜索した。
  • 広告から
    • 電池でうごく電子ブザーの目ざまし セイコーミニコン 4300円
    • 講談社ブルーバックス 「翻訳するコンピュータ」 290円
    • フジテレビ10月新番組 「夜のゴールデンショー」「3000万円クイズ」
 
1969年1月19日朝刊

 
1969年2月20日朝刊

 本田技研工業が、初めて本格的に売り出した小型乗用車「1300」の広告。「横風に強い安全設計です」とのコピーが付けられている。

 発売前の1月には「これが《HONDAイズム》です」の大見出しで、全段の大半を設計思想に関わる文章で埋めた広告を掲載、「メカニズムを来月のこの新聞で説明させていただきます」と次回を予告した。そして翌月の広告では「エンジンの革命《DDAC》方式」との大見出しで、16項目にわたって“革新的空冷エンジン”の技術的メリットを説明している。

 大きなイメージ写真が多くなっていたこの時代の自動車広告の中でも異色の広告で、創業者・本田宗一郎がこだわり、ホンダ技術陣がその粋を集めたとされる独創的空冷エンジンへの思いが強く感じられる内容となっている。

自動車の話題
電気車に変速ギア 中部電 試作3号車で装備

 中部電力は11日、電気自動車の第3号試作車が完成したと発表した。電気自動車は排ガスの心配がない、静か、深夜電力の需要開拓になるなどの理由から、電力中央3社(東京、関西、中部)が開発しているが、こんど中部電力が完成した3号車は<1>普通の自動車と同じ変速ギアを装備した<2>1回の充電走行距離を国内最長の145キロまで延ばした<3>蓄電池をアルカリから鉛式に代え、直並列切り替えにした、などが特徴。(9月12日朝刊)

時間・距離併用メーター 大阪で実施へ

 大阪陸運局は6日開かれた自動車運送協議会で、万国博のタクシー不足を解消させるため、今年中に大阪のタクシーを4割増やすとともに、時間、距離併用メーター制度を採用するよう指導するなどの対策を明らかにした。(中略)時間、距離併用メーター制度は交通混雑地区での乗車拒否を防ぐための“苦肉の策”で、タクシーが一定速度で走っている時は距離に応じて料金メーターが働くが、交通マヒなどのため速度が一定以下に落ちると距離メーターが止まり、自動的に時間制メーターが働く。(9月7日朝刊)

 
「懐かしの車たち」皆さんの思い



    

バイク屋としては好きだったが、この車でHONDAが“車屋”になったと認識した(58歳・チャコさん)

    
男性



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2010年11月9日  読売新聞)
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