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20代からのマネー術

ネット銀 高めの預金金利(2)

 社会人になれば、銀行口座が必要。インターネットに慣れている若い世代ならネット専業銀行も考慮したい。

 ネット専業銀行の一番の特徴は、金利の高さ=表=。とりわけ定期預金の場合、大手行の4〜5倍となっている。

 ファイナンシャルプランナーの柳沢美由紀さんは「店舗の維持費や人件費がかからないため、大手行より高めに設定できる。各行とも特徴があるので知っておきましょう」と話す。

 楽天銀行(旧イーバンク銀行)は、楽天グループのネットショッピングの決済が口座振替で済み、たまったポイントを振込手数料に使うこともできる。ソニー銀行は、外貨預金の際に発生する為替手数料が割安だ。

 ネット専業銀行に口座を作る場合は、パソコンや携帯電話で申し込むこと。免許証のコピーなど本人確認資料を郵送すると、キャッシュカードが届き手続きは完了。出入金は、コンビニなどのATM(現金自動預け払い機)で行う。ATMの手数料は原則無料だが、回数制限がある場合がある。もしも銀行が破綻(はたん)しても、ほかの銀行と同じように元本1000万円までとその利息などが保護される。

 利便性の高いネット銀行だが、パスワードが盗まれるなどして不正に預金を引き出されても、被害に気付きにくいなどの難点がある。そこで柳沢さんが勧めるのが、出金があるとメールで知らせてくれるサービスだ。多くのネット銀行で取り扱っている。

 自分のパソコンや携帯電話以外で接続しないことなども心がけたい。柳沢さんは「給与振込先として、勤め先が認めないケースもあるので、利便性の高いサブバンク(二番手の銀行)として考えてもいいでしょう」と話している。

 各ネット銀行の金利や防犯対策などは、ゴメス(http://www.gomez.co.jp/)、銀行.info(http://www.ginkou.info/)のホームページでも比較検討できる。(2010年5月26日読売新聞掲載)

2011年5月24日  読売新聞)

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