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著者来店


 73歳の新人のデビュー作といえば、人生の酸いも甘いも()み分け枯淡の境地に達した時代小説でも書きそうなもの。ところが、北海道の山中での噛みつき合戦にイタリア料理店のかわいこちゃんを巡る男たちの恋愛バトルと、ハチャメチャ、ナンセンスな非日常の世界が(はじ)けている。 (3月20日)[全文へ]


 冬場に氷点下30度を下回ることがある北海道の上川北部地域は、医師不足で公立病院の精神科が相次ぎ病棟を閉鎖した。 (3月13日)[全文へ]


 160万部超のベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』で知られる公認会計士の新刊は、意外にも歴史の本。 (3月6日)[全文へ]


 携帯電話やデジタルカメラ、iPod(アイポッド)などに欠かせないデータの記憶に関わる電子部品「フラッシュメモリー」。東芝でこの開発に携わり、米スタンフォード大でMBA(経営学修士号)を取得。帰国後はアップルやマイクロソフト、インテル、サムスンなど名だたる企業とビジネスの場で渡り合い、現在は東大准教授。異色の経歴を持つエンジニアの仕事論は、単なるビジネス書とは一線を画す。 (2月28日)[全文へ]


 「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」などで知られる映画監督が11年ぶりに小説を出した。 (2月21日)[全文へ]


 「知らない著者だけど、何だか面白い」。読書委員の一言が気になり、翌日、手に取った。 (2月14日)[全文へ]


 「この構図、面白いんじゃないですか。ギャップがあるでしょう」。大阪・南港での撮影は、カメラマンに積極的に提案しながら進められた。 (2月7日)[全文へ]


 台湾屈指の名家「(イエン)家」の長男だった父と日本人の母との間に生まれ、歌手・一青(よう)さんの6歳上の姉。現在は都内で歯科医院を営む傍ら、女優としても活躍。年4、5回は台湾に赴いており、今春、父の故郷で初めての舞台公演を控えている。「器用貧乏。何でもやりたがりな性格なんですね」と苦笑して話すが、今回、色々な「顔」の一つに「文筆家」も加わった。 (1月31日)[全文へ]


 ロック界を代表するギタリストの足跡や人間像、作品の魅力を多角的に描き出した。音楽評論家としてこの英国人を追い続けた成果が凝縮された1冊だ。 (1月24日)[全文へ]


 〈ぼくは、ぼくの知っている最も痩せた男です〉 (1月17日)[全文へ]


 洞のある木、水辺の木、独り立つ木……。様々なその姿を39編の詩に収めた。 (1月11日)[全文へ]


 大相撲、お寺、障害者にオバサン。経済学とは無縁に見えるテーマを経済学者の視点で分析し、有用性と改革の可能性を探ってきた。新たなテーマは刑務所。 (12月20日)[全文へ]


 本業は作家だが、大阪の放送局で約20年、深夜ラジオのパーソナリティーを務めた。 (12月13日)[全文へ]


 ロベール・クートラス(1930〜85)は、生活を犠牲にして表現の自由に魂をささげた、フランスの知られざる孤高の画家だ。その晩年の一時期を共に暮らした著者が、画家の思いと波乱の人生を初めて伝記にまとめた。 (12月6日)[全文へ]


 自然を楽しみ地産地消を実践するスローライフ。憧れの生活も、この人にかかると喜劇風になる。〈わかった!! 長生きしたいのね。粗食で寿命が延びることで一日が長く感じられるのが、スローライフの仕組みなんだわ!!〉 (11月29日)[全文へ]


 同居していても婚姻届を出さない事実婚。 (11月22日)[全文へ]


 「見なければ、語る資格はない」 (11月15日)[全文へ]


 福沢諭吉は政府のスパイに監視されていた――。慶応義塾の創立者であり、西洋思想の紹介者としても知られる啓蒙(けいもう)思想家が危険人物とは驚きだが、そこには理由があった。 (11月8日)[全文へ]


 1960年代は唐十郎率いる「状況劇場」で紅テントを象徴する役者、72年からは「大駱駝艦(だいらくだかん)」を主宰する68歳の舞踏家が、骨太な自伝エッセーを書いた。〈芝居を志して上京以来四十歳に至るまでの私の恍惚(こうこつ)の日々の一端〉は、波乱とスリルに富んでいる。 (11月1日)[全文へ]


 長さの異なる3本のロープ。「ほら、こんなに違うでしょ? ふーっと息を吹きかけると……」。 (10月25日)[全文へ]




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編集者が選ぶ2011年海外ミステリー

海外ミステリーが傑作揃いだった2011年。各社担当編集者のベスト5を紹介します。

連載・企画

海外ミステリー応援隊【番外編】 2011年総括座談会
世界の長・短編大豊作…やはり新作「007」、「犯罪」不思議な味、北欧モノ健在(11月29日)

読書委員が選ぶ「震災後」の一冊

東日本大震災後の今だからこそ読みたい本20冊を被災3県の学校などに寄贈するプロジェクト

読売文学賞

読売文学賞の人びと
第63回受賞者にインタビュー

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