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3番イチロー気負いなし、紅白戦無安打も自然体

3番で初の紅白戦に出場したイチロー(24日、米アリゾナ州ピオリアで)=鈴木毅彦撮影

 【ピオリア(米アリゾナ州)=谷口友一】マリナーズのウェッジ監督が今季の方針として明言した「3番・イチロー」が初めての紅白戦。

 主力投手らを相手に打席に2度立ったが、いずれも走者なしの場面で空振り三振と遊ゴロに終わった。打順変更を決めた監督は「彼は3番になっても、これまでと変わらないだろう」と期待を込めているが、イチロー自身も「オフから十分に想像していた」と話していた通り、この日の打席では打順変更による気負いや特別な変化は見られず、集中力を研ぎ澄ましていた。

 今季、右足をほとんど上げず、ノーステップに近い新打法に取り組んでいる。初実戦を終えてのコメントは出さなかったが、「何も問題はない。まだ始まったばかり」――。クラブハウスへ引き揚げる背中は、そう語っているように見えた。

2012年2月25日12時46分  読売新聞)
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