アフガンで米2士官射殺、ISAF顧問団撤収【カブール=横堀裕也】アフガニスタンの首都カブールにある内務省ビルで25日、乱射事件があり、ロイター通信などによると米軍人2人が死亡した。 2人は国際治安支援部隊(ISAF)から内務省に顧問として派遣されていた大佐と少佐だったとみられる。AFP通信は、乱射したのはアフガン人警官だったと報じている。 この事件を受け、ISAFのジョン・アレン司令官は、カブール市内の省庁に派遣されている顧問団をすべて引き揚げる緊急措置を発表した。今後米国主導のISAFとアフガニスタン政府間で急速に不信感が高まることも予想される。 アフガニスタンでは、21日に、ISAF要員の米兵がイスラム教聖典コーランを焼却していたことが明らかになり、全国各地で連日、大規模反米デモが発生していた。この騒動に乗じて、アフガンの旧支配勢力タリバンは米兵への襲撃を呼びかけていたが、23日には、東部ナンガハル州で米兵2人が、アフガン国軍兵士とみられる男に射殺される事件も起きた。 タリバンは25日、ウェブサイト上で今回の乱射事件について「英雄的聖戦士」が起こしたものだとして関与を主張する声明を出したが、真偽は不明だ。 (2012年2月26日01時29分 読売新聞)
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