万全布陣で守備力もアップロッベン(オランダ代表)とリベリ(フランス代表)のそろい踏みが、バイエルンの攻めの破壊力を倍加させたことは間違いないが、同時に彼らは守備にも安定感をもたらした。彼らの復帰でMFシュバインシュタイガー(ドイツ代表)はボランチ、MFミュラー(ドイツ代表)はトップ下でプレーすることができた。 これが結果に表れた。年末年始の冬季中断後、バイエルンはブンデスリーガで初の完封を達成。DFバドシュトゥバー(ドイツ代表)は「この無失点が自分にとっては大切」と述べ、DFラインの前に位置したシュヴァインシュタイガーの役割を高く評価した。「僕たちDFにとって彼はとても貴重な存在なんだ」。 新布陣がホッフェンハイム戦で安定感のあるディフェンスをもたらした唯一の理由ではなかった。右サイドバックのラーム主将(ドイツ代表)は「僕たちDFラインが少し後方に下がることで、我々の前線にあるスペースで活かすことができた」と、戦術的な修正を指摘した。バイエルンのボール支配率は51%とこれまでと違い低い数字となった。ホッフェンハイムのような守備的なサッカーをしてくる相手にとっては、この受け身のスタイルにメリットがある。 ファンハール監督もホッフェンハイム戦後、チーム全体でのディフェンスの重要性を称賛した。ロッベンとリベリも、攻撃においてのみ彼から称賛を得たわけではない。監督は「彼らがチームとしてプレーしたことは大切だった」と述べた。リベリは「自分のためではなく、チームのためにプレーしている」と強調する。19日のマインツ戦では、2試合連続無失点が期待される。 (2011年2月18日 読売新聞)
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