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ファンハール監督を解任

 FCバイエルン・ミュンヘンは9日のニュルンベルク戦後、ルイス・ファンハール監督(59歳、オランダ人)を解任した。ブンデスリーガの今季残り5試合は、アンドリース・ヨンカーコーチ(48歳、オランダ人)が指揮する。来季からは、現レバークーゼン監督のユップ・ハインケス氏(65歳、ドイツ人)が監督に就任することが決まっている。

 ニュルンベルクからチームが戻った直後、ルンメニゲ社長ら首脳陣がファンハール監督に解任を告げた。「彼はとてもプロフェッショナルな対応をした」とルンメニゲ社長。ホプフナー社長代行は「解任だが、給料は継続して支払われる。我々にとって契約は契約」と説明した。その後、ラーム主将(ドイツ代表)とシュバインシュタイガー副主将(ドイツ代表)が役員室で事情を説明された。ルンメニゲ社長は「2人ともこの決断に同意してくれた」と語った。

 ヘーネス会長は10日、「昨日があるシリーズの終わりだった。取締役は反応せざるを得なかった。昨日はひど過ぎた。古いことわざにあるように、『悪事は、いつかは破綻する』。それが昨日だった」とニュルンベルク戦について述べた。バイエルンの会長は怒りを隠さなかった。「(ベテランGKの)ブットを外す決断(若手GKクラフトの抜擢)はバカげていた」と、吐き捨てた。バイエルン首脳陣はファンハール氏に、この守護神交代に何度も異議を申し立ててきた。「しかし彼は助言を受け入れなかった。それで守備が乱れた」と会長は断言した。そして、こうも語った。「選手たちが彼をバックアップしていたというのは作り話。選手の中には彼の行動に不安を感じる者もいた。成功することは重要なことだが、楽しむことも重要。このクラブには長い期間、その楽しさが欠けていた」

2011年4月11日  読売新聞)
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