８ゴールの大勝、３位以上確定

　バイエルンは７日、敵地でザンクトパウリに８−１で圧勝した。４位ハノーバーが敗れたため３位以上が確定し、来季の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）本選に出るためのプレーオフ出場権を獲得した。最終節で２位レバークーゼンが敗れてバイエルンが勝てば、バイエルンが２位となり欧州ＣＬ出場が自動的に決まる。

　１０分、相手ＤＦの中途半端なＧＫへのバックパスをカットしたＦＷゴメス（ドイツ代表）が右足で先制。３２分には右ＣＫからＤＦファンボイテン（ベルギー代表）がヘッドで追加点。５２分、右ＭＦロッベン（オランダ代表）の絶妙なスルーパスで相手ＧＫと１対１になったゴメスが右足でゲット。その２分後、攻撃的ＭＦミュラー（ドイツ代表）の右サイドからの折り返しをロッベンが左足ダイレクトでゴール。７４分には、ＦＷクローゼ（ドイツ代表）の前線の守備から得た好機で、左ＭＦリベリ（フランス代表）が左足シュートを決めた。７８分にＦＫからのヘッドで１点を失ったが、これでバイエルンはさらに攻撃への意欲を高めた。８３分、リベリの左からのクロスをロッベンが珍しくヘッドでゴール。８６分、ゴメスが右足でハットトリックとなる３点目。仕上げは８８分、リベリが個人技で突破し右足シュートを決めた。まさに“ゴールショー”。相手サポーターが気の毒になるような一方的な展開だった。

　３位確保という自らの使命を果たしたヨンカー暫定監督は、「自宅に戻り、ソファーでコーヒーを飲みながら、このことを満喫することになる」と、心の底から安堵（あんど）した。ルンメニゲ社長は「３位確保は嬉しいことだが、２位になれるチャンスもわずかにある。そのためには、次の土曜日にもう一度パーフェクトに試合を進行しなければいけない」と、語った。

FCバイエルン・ミュンヘン　公式サイト