復活目指すオリッチ　オフ返上

　バイエルンのＦＷイビチャ・オリッチ（３１歳、クロアチア代表）が、オフ返上で練習に励んでいる。左ヒザ半月板損傷の手術から7か月。当初は黙々と筋力トレーニングをこなし、2週間前にやっと芝生への復帰を果たした。来週にはボールを使った練習を開始できる段階まで来ている。

　オリッチは昨年４月の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）準決勝の対リヨン（フランス）第２戦でハットトリックを演じ、世界の注目を集めた。昨季は欧州ＣＬで７得点、ブンデスリーガでも１１点を奪い、バイエルンの国内2冠とチャンピオンズリーグ準優勝に大きく貢献した。しかし今季は、故障に泣いた。

　それでも今は、「来シーズンに間に合うよう、リハビリを重ねてきた。目標は週ごとに変わったけど、前に進んでいることがモチベーションだった。今ではトレーニングが楽しい。走ることができるし、もうすぐボールも使えるようになる」と、リハビリからサッカー練習への前進を喜んでいる。

　完全復活の目標は7月1日。バイエルンが１１〜１２年シーズンの合同練習を開始する日だ。リハビリトレーナーのビルヘル氏は「現在は当初の予定よりも２週間分、進んでいる。十分に現実的だ」と、予定通りの復帰に太鼓判を押している。

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