絶好調エースが「笑ってしまった」ゴールバイエルンは恐ろしいほど好調だ。公式戦8試合で1失点、そして22ゴール。ルンメニゲ社長は「スペクタクルな攻撃と統一された守備。ハインケス監督は非常に良いバランスを見つけた」と上機嫌だ。 多くの選手が素晴らしいパフォーマンスを見せているが、この男の爆発力は傑出している。昨季28ゴールで得点王に輝いたFWマリオ・ゴメス(ドイツ代表)は今季も5試合で8ゴールを奪い、早くも2位に4差を付けた。 ゴメスは「開幕当初は、いくらシュートを打っても入らなかった。それが10日のフライブルク戦では、相手のクリアが自分のスネに当たって入っちゃたんだよ。あれには笑ってしまった」と表情を崩した。しかし、すぐに真顔に戻り、「冷静でいなければいけない。均衡したゲームが、これからある。そこでゴールを決めることが出来れば嬉しい」と、慢心を警戒した。 ファンへのアピールでは、左MFフランク・リベリ(フランス代表)も負けていない。フライブルク戦でのリベリの1点目はヒールキックから生まれた。ルンメニゲ社長は「あれがフランク。観衆と我々が愛し、観(み)たい選手だ」と快足ウィンガーに賛辞を送った。リベリは笑顔で「とても楽しんでいる。快適にプレーできているし、今は100%の状態だ」と胸を張った。 (2011年9月13日 読売新聞)
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