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ルンメニゲの訴え、「大事な瞬間が訪れた」

 “灰色の水曜日”はゲストの心遣いもあり、ある程度良い雰囲気のなか、幕を閉じた。22日深夜、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第1戦の残念会に到着したイレブンと首脳陣を、待ち受けていたスポンサーとサポーターは暖かい拍手で迎え入れた。

 「皆様がまだチームを信じてくれている証拠」とルンメニゲ社長は、挨拶の中で述べてから続けた。「これもバイエルンの素晴らしさ。ファミリーは苦しい時も力を合わせて乗り越えようとする」。そして、選手たちに、呼びかけた。「次は君たちが、ゲストの皆様のご厚意に応える番だ」――。

 アウェーでバーゼル(スイス)に0−1の敗戦を喫した約90分後、FCバイエルン社長は、断言した。「今季のバイエルンにとって、最も大事な瞬間が訪れた」。ルンメニゲは「目を覚ませ! 怒れ!」と選手たちに呼びかけたうえで、訴えた。「自然に解決すると思ってピッチに立っても何の意味もない。そんなことはありえない! 求められるのはアグレッシブなプレーだ。一人がみんなのために、みんなが一人のために戦わなくてはならない。日曜日が新たなスタートだ」。26日(日)、アリアンツ・アリーナで迎え撃つブンデスリーガの相手は、宿敵のシャルケだ。

 そして、バーセルとの雪辱戦、ミュンヘンでの第2戦は3週間後に控えている。ハインケス監督は「私も選手たちも、この状況を修正できると信じるだけの自信は残している」と、力を込めた。

2012年2月24日  読売新聞)
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