西村雅彦×近藤芳正 三谷新作でコンビ再び
西村雅彦=写真=と近藤芳正が共演する2人芝居「90ミニッツ」が、30日まで東京・渋谷のパルコ劇場で上演されている。三谷幸喜の作・演出。
西村が近藤と共演した三谷作品といえば、1996年初演の「笑の大学」。今回、この顔合わせが再現された発端は、2年前に新宿の劇場「シアタートップス」が閉館する際に行われた記念イベントだった。久々に顔を合わせた西村と近藤が「もう一度、何かやりたいね」と話し合い、三谷に相談したところ、「せっかくなら」と三谷が新作を書き下ろした。
50歳の節目を迎えた今年、「大感謝祭」と銘打って新作を量産してきた三谷にとって締めくくりの一本。西村は台本を一読して「相変わらずいい本書いているなあと思った」と舌を巻く。
2人の男が、絶対に譲れない「倫理」をめぐってそれぞれの存在を懸けて対決する緊迫の90分。西村は「自分の正しさを振りかざして相手を説得することの大変さを感じる。人と人のあり方、正義についてじっくり考えるきっかけになってほしいですね」と語る。
当日券を出す。2月9〜19日に追加公演が決まった。(電)03・3477・5858。
(2011年12月7日 読売新聞)
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