ジョルジオ アルマーニのファッションフィルム配信

　ジョルジオ アルマーニは、映画監督ルカ・グァダニーノとのコラボレーションから生まれたフィルム＆ファッションプロジェクト「ワン プラス ワン」を２８日から自社サイト上で配信する。

　「ワン プラス ワン」は「ジョルジオ アルマーニ ２０１２春夏コレクション」をストーリー仕立てで紹介するショートフィルム。アルマーニが愛するロンバルディア州の２つの都市、マントヴァとクレモナで撮影された。

　独特の質感をもった建築物が作り出す、すっきりしたやわらかなラインに映し出される、男と女。「空間」と「女性のシルエット」との間に緊張感が生まれ、サスペンスと不安感に彩られた「愛の三角関係」が描き出される。ストーリーは謎めいた展開で、観客の想像力に多くが委ねられる。

　コレクションの光彩を放つエレガンスさから、洗練された一つのストーリーが生まれる。サウンドトラックとカメラワークはクラシックな映画を彷彿とさせ、ヨリック・ルソーの撮影はルネサンスのイタリア絵画の色彩感を再現している。

　室内シーンはロンバルディア（合理主義建築）の傑作、クレモナのヴァイオリン博物館で撮影されている。ヴァイオリン博物館が映画に登場するのは、このプロジェクトが初めてという。出演は、ミルー・ヴァン・グローセン、ディエゴ・フラゴソ、ヴィニシウス・サレス。

　ジョルジオ アルマーニは、「映画は私が常に最も身近に感じてきた表現形態です。ルカ・グァダニーノとの仕事を通じて、私のコレクションが醸し出す雰囲気を一つのストーリーに変えるチャンスに恵まれました。それは、刺激的な体験でした」と語る。

　ゴールデングローブ賞とアカデミー賞候補になった「ミラノ、愛に生きる」（２００９年）の監督であるグァダニーノは、「ジョルジオ アルマーニの卓越した仕事は、私自身のテイストに影響しています。欲望とサスペンスが渦巻く物語を通じて、彼の服を動かせたことは、大きな意味ある体験でした」と語っている。

　

「ワン プラス ワン」の映像はコチラから→

ジョルジオ アルマーニ（英語）
http://www.armani.com/

ジョルジオ アルマーニ 2012春夏コレクション