国立競技場、屋根付きも検討…招致資料盛り込み
東京都が招致を目指す2020年五輪のメーンスタジアムに決まった国立競技場の構造を検討する日本スポーツ振興センターの有識者会議の初会合が6日、都内で開かれ、文化イベントなど多目的に使えるように屋根に覆われた全天候型の競技場への改築も検討することで合意した。
最低8万人収容とし、球技と陸上の大会を開催できる競技場とする方針も決定。今後、災害時の避難場所として使う案も検討する。五輪招致に向け、来年1月に国際オリンピック委員会に提出する立候補ファイルに概要を盛り込むため、施設計画、スポーツ、文化の三つのグループを設けて検討し、今年11月までに構造を決める。
有識者会議の委員は石原慎太郎都知事や建築家の安藤忠雄氏ら14人で、委員長には佐藤禎一・国際医療福祉大教授が選ばれた。
(2012年3月6日20時35分 読売新聞)
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