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「三振ばかりだった」ゴジラ苦笑

 1920年代のベーブ・ルースの時代からライバル関係にあったレッドソックスとヤンキースの顔合わせについて、両軍の選手は「1年間に20試合近く、ワールドシリーズが行われるようなもの」と口をそろえる。松坂がレッドソックス入団を果たすと、幾多の名勝負を演じてきた伝統の一戦で、ヤンキースの松井秀との直接対決が実現する。

 「オールスター戦や日本シリーズで(松坂と)何度か勝負したんだけどね」と松井秀が苦笑した。「三振ばっかりだったイメージ。あのころから、いいピッチングをしてたよ」

 メジャー4年間で、松井秀は「スタンドの盛り上がり、球場全体を包む雰囲気、ベンチの闘争心……。明らかにレッドソックス戦は、ほかの試合と違う」と実感した。松坂とフィールドで対面する日を思い浮かべ、「彼と自分が、そんな舞台で戦う。チームの勝利を目指しているわけだから、相手に対して特別な感情は持たないけど、日本のファンにとっては楽しみが増えるだろうね」と語った。

 レッドソックスが明らかにしている来季の試合日程(暫定版)によると、ヤンキース戦は4月20〜22日の3連戦(ボストン)を始め、計18試合が組まれている。(米フロリダ州ネープルズ・田中富士雄)

2006年11月15日  読売新聞)
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