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松坂、時差痛感

 レッドソックスの松坂が、思わぬ敵に苦しんでいる。「いつもより体が重かった」。キャンプが行われるフォートマイヤーズにきてから3日目の14日も体を動かしたが、時差ぼけが解消されないのだという。

 「ロサンゼルスに1か月いたので、西の時間に体が慣れてしまった」。ロサンゼルスと東のフロリダでは3時間の時差がある。「(逆に)大きな時差があれば準備できたかもしれないが」。わずかな時間でも、あなどれない。昼前に練習に姿を見せた松坂は、寝起きといった感じ。規則正しい生活を続けていた分、体にしみついたロサンゼルス時間がなかなか取れない。調整は上々だが、体内時計の調整はうまくいかない。

 6月には2度大陸を横断するなど、短期間で移動を続けるシーズン中の時差対応はもっと大変だ。「気持ちの持ち方を整理して(対処法を)心がけた方がいいと思いました」。北米大陸の大きさとメジャーの厳しさの一端を身をもって感じた松坂。今はもどかしいだろうが、キャンプ前に経験したことは、かえってよかったのかもしれない。(フロリダ州フォートマイヤーズで、下村征太郎)

2007年2月16日  読売新聞)
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