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松坂、雪辱へ闘志 次回登板予定もヤンキース戦

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8回途中で降板する松坂。打線の援護で2勝目を挙げた(22日、ボストン・フェンウェーパークで)=金沢修撮影

 試合後の記者会見。松坂の答えるスピードがいつにもまして速かった。

 時折、表情を崩しても、どこかピリピリとした空気が充満していた。「最終的に勝ったのはよかった。僕が(ブルージェイズ戦で)負けた後、チームは連勝中だし、ヤンキースにも3タテという形になる。途切れさせたくなかった」。勝つことにこだわった。だが、先制点を与え、4連続本塁打で逆転してもらった後に、再びリードを許した。

 伝統の一戦の雰囲気の影響はきっぱりと否定した。ヤンキースの打線には「人間なのでコントロールは100%じゃないが、確率さえよければ十分、抑えられる」と言い切った。

 日本でデビューした当時、松坂が口にした「リベンジ」(雪辱)という言葉が流行した。そのチャンスはすぐにやってくる。次回は場所をニューヨークに変えての戦い。松井秀も戻り、打線はさらに厚みを増す。

 「あれだけの打線に投げられることは、すごく幸せなこと。楽しくて仕方がない。次からはそこに結果が伴うようにしたい。幸い、次もヤンキース戦なので」。思うような投球ができなかった自分に腹を立てたが、闘志にも火がついた。(下村征太郎)

2007年4月24日  読売新聞)
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