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上がらない松坂の評価

「期待ほどでも」「必要最低限の仕事」

 【ボストン=臼田雄一】米大リーグ、ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で勝利投手となったレッドソックスの松坂について、米メディアはそれほど大きな扱いをせず、評価も高くなかった。

 前回登板でKOされた際、「(年俸総額と入札金合計)1億ドルの投資は失敗に終わった」としたAP通信は、試合を振り返る記事の中で「5回を安定感のある投球」と触れたのみ。全国紙「USAトゥデー」では、言及はなかった。

 ボストン・グローブ紙もエプスタイン・ゼネラルマネジャーの功績をまとめた記事で「期待したほどの特別な投手ではないかもしれないが、第7戦では試合を作った」。

 ボストン・ヘラルド紙は「ダイスケは必要最低限の仕事をした」との見出しで松坂の記事を掲載。「今季15勝はとてもいいスタートだったが、この先、この時期に15個のアウトしか取れないのは十分ではない」と、高い期待を示した。

 その一方で、プレーオフ5試合無失点の岡島は、ボストン・グローブ紙が「大リーグで最高の中継ぎ投手の一人」とするなど、高い評価が多かった。

2007年10月23日  読売新聞)
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