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『フランス文学講義』 塚本昌則著

 時代の変容に伴い、新たな個人像が模索されたフランス近代文学の流れを、語り手や登場人物の眼差(まなざ)しを鍵にして辿(たど)る。

 何者でもない個人の内面の記録を目指したルソー『告白録』。個人の無力さを憂愁に満ちた描写で表現したフロベール『感情教育』。写真を触媒とした未知の眼差しが垣間見えるプルースト『失われた時を求めて』……。作家12人の代表作が章ごとに読み込まれる構成は入門書としても丁度良い。(中公新書、820円)

2012年3月26日  読売新聞)

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