『フランス文学講義』 塚本昌則著
時代の変容に伴い、新たな個人像が模索されたフランス近代文学の流れを、語り手や登場人物の
何者でもない個人の内面の記録を目指したルソー『告白録』。個人の無力さを憂愁に満ちた描写で表現したフロベール『感情教育』。写真を触媒とした未知の眼差しが垣間見えるプルースト『失われた時を求めて』……。作家12人の代表作が章ごとに読み込まれる構成は入門書としても丁度良い。(中公新書、820円)
(2012年3月26日 読売新聞)
- 『米国キャンパス「拝金」報告』 宮田由紀夫著 (4月23日)
- 『分裂するアメリカ』 渡辺将人著 (4月16日)
- 『国土と日本人』 大石久和著 (4月9日)
- 『銀行員のキミョーな世界』 津田倫男著 (4月2日)
- 『目利き力』 藤巻幸大著 (4月2日)
- 『人間とはどういう生物か』 石川幹人著 (3月26日)
- 『フランス文学講義』 塚本昌則著 (3月26日)
- 『エジプト革命』 長沢栄治著 (3月19日)
- 『親は知らない就活の鉄則』 常見陽平著 (3月19日)
- 『笑う、避難所』 頓所直人取材・文、名越啓介写真 (3月12日)
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