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加賀ゆびぬき 絹糸で華やか

都内で200人出展

 絹糸をかがって美しい模様を描いた「加賀ゆびぬき」=写真=の作品展が東京都内で開かれている。指ぬきは裁縫で使う道具の一つだが、加賀の指ぬきは華やかさが特徴だ。

 和紙などを布地でくるんで輪にし、真綿を巻きつける。これに絹糸をかがって作っていく。もともと、石川県の伝統工芸「加賀友禅」の工房などで、針仕事をする女性たちが余った絹糸や端切れを使って作っていたという。今は実用品としてよりも、飾りとして楽しむ愛好家が多い。

 デザインは多彩。三角形が並ぶ「うろこ」模様や矢羽根の模様など伝統的な柄に加え、最近はハート形やチューリップなど季節の花、猫などの柄もある。布地や糸の色、本数の組み合わせで、同じデザインでも趣が異なってくる。慣れれば一つ3〜4時間で完成できるそうだ。

 今回の作品展は、首都圏を中心に教室を開いている「(ゆい)の会」が主催。講師の石井康子さん(59)を中心に、教室に通う約200人が出品している。「インテリアとして部屋に飾る人も多い。小さく作ればイヤリングにもなる。手仕事の繊細さ、模様の多様さを楽しんでもらえたらうれしい」と石井さんは話している。東京・有楽町の交通会館ギャラリー(03・3215・7962)。12日まで(午前10時〜午後6時=最終日は午後3時まで)。入場無料。

2012年5月9日  読売新聞)

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