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岩坂・新鍋、女子バレーに新風…W杯

 ロンドン五輪出場枠がかかるバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会で、岩坂名奈(21)と新鍋理沙(21)(ともに久光製薬)の「同級生コンビ」が全日本に新風を吹き込んでいる。序盤3試合を終え、岩坂が2試合、新鍋が3試合に先発するなど活躍。1勝2敗と苦しいスタートとなった日本を救う“新鮮力”になれるか。(藤田真則)

 ミドルブロッカー・岩坂は1メートル87の長身を生かしたサーブ、ブロックが武器。

 1メートル73のウイングスパイカー・新鍋はプレーに安定感があり、勝負強さも併せ持つ。

 岩坂は東九州龍谷高(大分)、新鍋は延岡学園高(宮崎)と九州出身同士とあって、一緒にブログを開設するなど、普段から仲がいいが、コートでは「頑張っている(相手の)姿を見ていると負けられない」とライバル心を隠さない。

 年上のメンバーに交じって大舞台で戦う2人だが、強豪相手にも臆せず、思い切りよくプレーしている。アルゼンチン戦(5日)で初スタメンに起用された岩坂は、正確なサーブで流れを引き寄せ、今大会の初勝利に貢献。惜敗した中国戦(6日)でも高いブロックで得点を挙げた。

 新鍋も3試合で29得点と、チームの得点源になっている。真鍋政義監督は「岩坂は次第に動きが良くなってきたし、新鍋も勝負強さを見せている」と評価する。

 8日からの第2ラウンドで巻き返しに挑む全日本。「もっと、チームに貢献したい」(岩坂)「気持ちを切り替えて集中する」(新鍋)と意気込む。五輪切符獲得へ、2人の活躍が欠かせない。

2011年11月8日  読売新聞)

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