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バレー日本女子、ケニアに圧勝

 バレーボール・ワールドカップ(W杯)女子第9日(16日・代々木体育館ほか)――世界ランク4位の日本は、今大会勝ち星のない同15位のケニアにストレート勝ち。3連勝で通算6勝3敗とし、勝ち点を19に伸ばし、ドイツと並んだが、セット率の差で4位に浮上した。

 イタリアは、ドイツに逆転勝ちし、無敗の9連勝で3位以内を確定させ、ロンドン五輪出場権を手にした。

 ◆格下に序盤苦戦

 五輪出場権をかけた大一番となる17日のドイツ戦を前に、ケニアに快勝し、勢いをつけた日本。ただ、勝って当然の相手に対し、セット序盤に流れをつかみ切れなかった危うさが気にかかる。

 第1セット序盤はサーブミスやブロックを決められるなど、7―7と好スタートを切れなかった。第3セットも木村(東レ)のサーブレシーブの失敗などで3―4と先行された。いずれも、その後に連続得点で突き放したが、相手が格下なだけにスタートから勢いに乗りたい場面だった。

 ドイツ戦に向けて、木村は「スタートから凡ミスがないよう、いい試合にしたい」と気を引き締めた。

 計11本のサービスエースを決めるなど日本の持ち味は発揮した。「(ドイツ戦は)サーブレシーブがカギを握る」と、リベロの佐野(イトゥサチ)。拾って、つなぐ日本の真骨頂を見せて、最後の米国戦に望みをつなぎたい。(大野展誠)

2011年11月17日  読売新聞)

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