五輪有力候補に浮上、尾崎好美「もう少し…」

名古屋ウィメンズマラソンで日本人トップの２位となり、一夜明けて笑顔で報道陣に答える尾崎好美＝谷之口昭撮影

　名古屋ウィメンズマラソンで日本人選手最高の２位となり、ロンドン五輪代表の有力候補に浮上した尾崎好美（３０）（第一生命）がレースから一夜明けた１２日午前、名古屋市内のホテルで記者会見し、「いいアピールはできたと思うが、もう少し踏み込んだレースをして、優勝争いをすれば良かったかもしれない」と振り返った。

　前夜は「ぐっすり眠れた」という尾崎。「（五輪代表に）手が届きそうなところまで来たことはうれしい」と笑顔を見せたが、３５キロ過ぎでマヨロワ（ロシア）にトップを譲ったことに触れ、「世界と戦う上で弱い部分が出てしまった」とレース運びの課題も口にした。