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北島100平泳ぎ5位…冬季全米選手権

 【アトランタ(米ジョージア州)=西村海】競泳の冬季全米選手権は2日、アトランタで第2日が行われ、男子100メートル平泳ぎに出場した北島康介(日本コカ・コーラ)は1分1秒18で5位だった。

 休養から今夏に競技復帰したブレンダン・ハンセン(米)が1分0秒31で同種目を制した。7月の世界選手権(中国・上海)5冠のライアン・ロクテ(米)は男子400メートル個人メドレーで5位。女子100メートル背泳ぎの稲田法子(セントラルスポーツ)は4位だった。

 「順位気にしてない」

 予選10位でぎりぎり滑り込んだ決勝では、折り返し時点の7位から後半に巻き返して5位。「順位は特に気にしてない。予選から泳ぎがだいぶ良くなったので、結果的には良かった」。北島は時折笑顔を交えながら、前向きに振り返った。

 来年4月の日本選手権兼ロンドン五輪代表選考会に向けた準備の第1段階と位置づけ、「ロングコース(長水路)の試合に少しでも多く出たい」とこの大会に臨んだ。五輪前最後の冬であるこの時期を「体がしんどくても力をつける期間」ととらえる北島にとっては、レース独特の雰囲気を味わい、米国の強豪と渡り合いながら、自らの泳ぎについて「感じる」ことができたことが収穫だ。

 「4月に合わせるなら自信あるけれど、その先のことも考えた上で、もっとベースになるものを作っておきたい。それは今シーズンが始まる前から考えている」と北島。その視線は五輪での3連覇をしっかりと見据えている。(西村海)

2011年12月3日  読売新聞)

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