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恋活小町

「自分磨き」は出会いの邪魔?

 「それでいいの?アラフォー」という投稿が寄せられました。内容は、トピ主さんの知り合いである、アラフォー美人女性について。彼女は「結婚できればいいね」と言いながらも、英語・フラワーアレンジメント・舞台鑑賞・着付け・ヨガなどの、男性とは縁遠い趣味にばかりいそしんでいる。その様子を見て、既婚のトピ主さんは「趣味や教養、自分磨きも素敵ですが、どうして婚活よりそちらに向かうか不思議……」という感想を抱いてしまう、とのこと。

 既婚者に比べて比較的自由になる時間とお金を、趣味や自分磨きに費やしている、という独身女性は少なくないと思います。「今ある自由」を大いに楽しんで生きることは、決して誰からも非難されるようなことではありません。ただ、「外見や内面を磨くこと(=自分磨き)は、"恋愛や結婚"のためにも良いはず」と考えて努力されている場合であれば、少しだけ気をつけておくとよいかな、と思う部分もあります。今回はそんなお話です。

「自信満々」だと恋にならない

 まずご紹介したいのが、心理学者ウォルスターが提唱した「自尊理論」というものです。「人は、自己評価が下がったときの方が、恋に落ちやすい」という理論です。彼が行った実験では、自己評価の下がっている状態の女性のほうが、そうでない女性よりも、デートに誘ってくれた男性に対して好意を示す傾向がある、ということが証明されています。

 そうなる理由を詳しく説明しますね(下図参照)。まず、他人への評価は「相対的」になされる(誰々より上、下、という判断)ことが多いので、自分が落ち込んだり、自己評価が下がったりしているときは、自動的に周囲の人への評価が上がります。つまり、自分に自信がないときは、他人のことを素敵だと思いがちになる、ということです。そして、日ごろは目に留めていなかった異性が魅力的に見えてくることもあり、恋にも落ちやすくなります。また、人は自信がない状態のときは、他人からの温かい愛情を渇望する傾向があるので、恋愛への欲求も高まりやすいのです。

 逆に、自己評価が上がると、相対的に他人への評価が下がる、ということが起こります。すると、周囲に異性が存在する環境にいても、「出会いがない」「素敵だと思える異性がいない」と感じてしまいやすい。つまり、恋にも落ちにくくなります。さらに、自分や自分の人生に自信を持っているときは、「喉から手が出るほど人恋しい」という精神状態にもなりにくいため、結果、なんとなく「パートナーは欲しい」と思っていても、実際の恋愛からは遠のいてしまう……という場合があるのです。

○落ち込んでいるとき、他人から悪い評価を受けたとき

 →自己評価が下がる

  →相対的に周囲への評価が上がる、心もとなさ、不安などから愛情欲求が高まる

   →相手への「好意」「受容」が高まる

○自信に満ちているとき、他人から良い評価を受けたとき

 →自己評価が高まる

  →相対的に相手への評価が下がる、自信があるのでアプローチとなると積極的

   →相手への「要求」が高まる

2012年5月17日  読売新聞)

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