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[顔]池田 由佳理さん 15

撮影・飯島啓太

 ブラジルで20日から開かれる「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」のイベントで、英語のスピーチを行う。小学4年の時から流通大手・イオンの環境教育プログラム「イオンチアーズクラブ」に参加。東日本大震災の被災地の子供の声を伝える代表に選ばれた。

 津波で自宅や家族は無事だったが、仙台市若林区の海岸林が一面なぎ倒され、近くに住んでいた大叔父・佐藤慶一さん(当時71歳)が犠牲になった。口数は少ないが「ゆかりちゃん」といつもニコニコ迎えてくれ、畑で取れた新鮮な野菜を振る舞ってくれた。

 「自然の力は、人間にはどうにもならない」。そう思う一方、5月中旬、海岸林の再生を目指す名取市の市民団体を訪ね、「海岸林が冷たい海の風から畑や私たちを守ってくれた」と聞いた。「怖いけど、生活に大切なもの。自然を敬うことの大切さをメッセージに盛り込もう」と決めた。

 古里が地球と人に優しい街になってほしい。空きビンのポイ捨てを見ると、難しいと思う。「食べきれるかな。無駄にならないかな。ひとつ先を考えて行動しよう」と、訴える。(地方部 沼尻知子)

 ◇「リオ+20」に行く宮城県亘理(わたり)町立逢隈(おおくま)中3年生 池田(いけだ)由佳理(ゆかり)さん

2012年6月19日  読売新聞)

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