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女性の生き方考える音楽会

与謝野晶子のパリ旅行しのぶ

 歌人の与謝野晶子が100年前、夫・鉄幹のいるパリへ単身向かった歴史にちなみ、ピアノの弾き語りコンサートが7月3日、東京で開かれる。晶子の行動力を通し、女性の生き方を考える機会になりそうだ。

 コンサートを行うのは、シンガー・ソングライターの吉岡しげ美さん。晶子や金子みすゞなど女性の歌人や詩人の思いを伝えようと、詩などに曲を付け、ピアノの弾き語りをしている。

 晶子は1912年5月、パリに滞在する鉄幹を追って、シベリア鉄道経由で単身旅をし、10月に帰国した。

 コンサートでは、「旅に立つ」「五月礼賛」といったパリに触れた詩や短歌、「君死にたまふことなかれ」といった有名な詩など12曲を披露する。「五月礼賛」は、読売新聞くらし家庭面の前身「よみうり婦人付録」の14年5月に「五月の歌」という題で掲載された。「君を慕うてはるばるとその巴里まで着いた月」と旅への思いを歌っている。

 吉岡さんは「女性の海外旅行が珍しかった時代。晶子の行動力や勇気を知ってもらえれば」と話す。

 コンサートは午後7時半から、東京・六本木のSTB139。入場料5000円。問い合わせは、「Happy Box 吉岡しげ美オフィス」(03・5276・9388)へ。

2012年6月28日  読売新聞)

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