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娘の名を挙げ捜査打ち切り要求電話、調べると…

 愛知県警捜査員らの戸籍情報が不正に取得された事件で、県警捜査4課などの捜査本部は28日、新たに岡山市北区北長瀬表町、会社員横田太佑(だいすけ)(33)、広島市安佐南区相田、探偵業平田一雄(36)の両容疑者を不正競争防止法違反の疑いで逮捕した。

 発表によると、横田容疑者は携帯電話のソフトバンクモバイル販売代理店に勤務していた2010年7月から8月にかけ、携帯電話の契約者だった愛知県警の男性警部(48)ら3人の住所や自宅電話番号などの個人情報を不正に入手し、平田容疑者に渡した疑い。平田容疑者は、この情報を愛知県内の情報業者の2人に伝えた疑い。

 横田容疑者は、代理店の端末から男性警部らの氏名や携帯番号を入力して個人情報を入手していた。県警の調べに、横田容疑者は「1件数千円で依頼を受けていた」、平田容疑者は「わかりません」と供述しているという。

 この男性警部は、県警で暴力団の資金源の捜査を担当。10年7月末、娘の実名を挙げつつ、捜査の打ち切りを要求する脅迫を携帯電話で受けた。電話番号は外部に公表していなかったため、県警が捜査した。岡山市内の販売代理店で男性警部の情報が検索されていたことが分かり、横田容疑者が浮上した。

2012年6月29日10時53分  読売新聞)
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