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バレー日本女子、独に競り勝つ

 バレーボール・ワールドカップ(W杯)女子第10日(17日・代々木体育館ほか)――世界ランク4位の日本は、同9位のドイツをフルセットの末に下し、通算成績7勝3敗で4位をキープし、3位までが得られる五輪出場権の獲得に望みをつないだ。

 日本は米国と対戦する最終日の18日に、ドイツと戦う中国と五輪切符を争う。米国はイタリアを下し、五輪出場権を獲得した。

 ◆新鍋 流れ変える 負ければ今大会でのロンドン五輪切符獲得がなくなる、後のない試合。第3セットから途中出場した新鍋(久光製薬)が、日本へ流れを呼び込んだ。

 日本はドイツの強烈なスパイクを、全員で粘り強く拾った。しかし、苦しみながら手に入れた攻撃の機会も、スパイクを決めなければ水の泡となってしまう。

 真鍋監督が「勝負強い」と評価する新鍋は、最終セット、強打などで得点を重ねた。辛口の指揮官も「いい仕事しますね。100点に近いですかね」と手放しで褒める大活躍だった。

 フルセットで敗れた中国戦では悔しい思いをした。その後は先発を外れることもあった。「チャンスをもらい思い切りやろう」とだけ考えていた新鍋は、第5セットを振り返って「あまり覚えていない」と初々しかった。

 今季から代表入りしたラッキーガールの活躍で、最終日まで望みをつないだ。(若水浩)

2011年11月18日  読売新聞)

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