「素朴でなつかしい」堅焼きプリン…発売直前に試食会

　大手小町とコンビニ大手のサークルＫサンクスが手を携えて開発してきた「固めのプリン」。商品名も「シェリエドルチェ　卵たっぷり堅焼きプリン」と決まり、発売日の２月２４日を約１週間後に控えた１６日、大手小町ユーザー２３人を招いての試食会が読売新聞東京本社で開かれました。

　試食会は、「とてもシンプルな材料で作られているだけに、焼き上げる温度や湿度などが少しでも間違ってしまうと、全く違うものができてしまうという難しさがありましたが、大手小町編集部の皆さんの厳しいご意見も反映しながら、完成にこぎつけました」というサークルＫサンクス商品本部、横山達也さんのあいさつで始まりました。

　コンビニスイーツはもとより高級店のスイーツも食べ歩いてこられたであろうユーザーの皆さんは「堅焼きプリン」にどんな評価をくだすのか。同社の面々も大手小町編集部員もドキドキです。

　プリンにスプーンを入れて、一口。うなずいてもう一口。何かメモしながらさらに一口…。こんなに真剣に食べていただけるなんて、横山さんも開発担当者冥利に尽きるというものでしょう。

固さにも大きさにも理由があった

　テーブルを回って聞いてみると、「素朴で、どこかなつかしい！」という声が多く聞かれました。また、残さずキレイに食べていただいた方がほとんどで、味は合格点をもらえたようです。

　大きな特徴である「固さ」については、「もっと固くてもいいのでは」というご意見もいただきました。

　それについて横山さんは、「これ以上固くしてしまうと、卵焼きになってしまいます。固さを感じつつも、口の中に入れた時に広がる卵の風味や、独特の甘さやカラメルとの調和を考えると、これくらいの固さが一番おいしいと思います｣と回答。開発担当者と直接やり取りできるのも、試食会ならではといえるのではないでしょうか。

　「卵たっぷり堅焼きプリン」は上から見て約８センチ四方の正方形。少しサイズが大きいようにも思えますが、「コンビニスイーツでは、大きいサイズのものが購入される傾向が強い」（横山さん）とのこと。大きいスイーツで、舌だけでなく心の満足も得られるのかもしれませんね。

　「思ったよりも甘さが控えめ」というご意見もありました。「ボリュームがあるので、その分甘さを抑えました。卵の風味をより生かすためでもありますね」と横山さん。

　「堅焼きプリン」の開発は、２０１０年１１月に「発言小町」で、「次に流行るコンビニスイーツは何だと思いますか？」というお題で投稿を募集したのが始まりでした。全２３８件の回答の中で「昔ながらの固めのプリン」というご意見が最も多かったことから、コラボデザート作りがスタートしたのです。

　試作期間には、卵の味わいが思ったように表現できず悩んだ時期もあったそうです。試行錯誤の上、試作段階よりも卵の分量を２０％増やし、焼き温度や湿度にいたるまで微妙な調節を重ねてきた結果が新商品に結実しました。

　「シェリエドルチェ 卵たっぷり堅焼きプリン」は、発売以来約５年間に渡り、１日１万個以上を売り上げる看板商品「シェリエドルチェ 窯出しとろけるプリン」の対極にある商品です。

　値段は２２０円（税込み）。２月２４日より、全国６２７０店のサークルＫとサンクスの店頭に並びます。発売から２週間は、パッケージに大手小町とのコラボであることを示すシールも張られています。

　皆さんのご意見もたっぷり詰まった、この新たなこだわりスイーツ「卵たっぷり堅焼きプリン」を、どうぞお楽しみに！

発言小町に寄せられたサークルＫサンクスの新作スイーツに関するトピはこちらから
・次に流行るのはどんなコンビニスイーツだと思いますか? byサークルKサンクス
・皆さんの「固めのプリン」に対するこだわりを聞かせてください。 byサークルKサンクス