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子ども

デジカメ写真整理術

こまめにフォルダ、CDへ

 子どもを撮影した写真は大切な宝物。ただ、メモリーカードの性能が上がり、大量にたまった写真を整理するのはデジタルカメラならではの悩み。写真を上手に整理、保存する工夫を探った。

 横浜市の江里口聡美さん(35)は、4歳の長女の写真を、月に200枚ほど撮影している。パソコンに撮影日を記したフォルダをつくり、カメラの画像を取り込む。出かけた先での写真は、場所やイベント名なども、フォルダに記しておく。「メモリーカードに画像データをため込むと、後で整理するのが面倒。撮影した日のうちに、データを移すようにしています」

 子どもの表情がよく撮れているなど、気に入ったショットは別途、「お気に入り」フォルダにも収める。「後で年賀状やカレンダーに載せる写真を選ぶ時に、探す手間が省けます」と江里口さん。大事な画像データはパソコンだけでなく、外付けハードディスクにも残しておくという。

 家族旅行や幼稚園の運動会など、イベントごとに「フォトブック」と呼ばれる写真集をつくれば、子どもの成長ぶりを本として残せる。

 写真店の全国チェーン、パレットプラザでは、店頭で申し込む方法と、ネットで注文して宅配または店頭で受け取る方法がある。店頭での注文の場合、12〜200ページの間で、1ページ刻みで好きなページ数を選べる。ネット注文では、本格的な製本のハードカバーもある。幼稚園の運動会や習い事の発表会など、他の子どもが一緒に写っているような場合は、同じフォトブックを何冊か注文し、「ママ友」に贈るケースも多いという。

 ネット上で写真を保管するサービスも。富士フイルム(東京)の「マイフォトボックス・フォトプレミアムサービス」は、月額390円で、画像データを10ギガ・バイトまで預かってくれる。サービスを続けて利用していれば、1年ごとに保管データがDVDに自動的に記録、郵送される。共有機能を使えば、遠くに住む祖父母が、ネット経由で孫の写真を見ることも可能だ。

 市場調査会社のライフメディア(東京)が7月に行ったアンケートによると、デジカメで撮った写真の保存先は、パソコンが76%、次いでメモリーカードが33%だった。撮った写真をデジカメ内のカードに入れっぱなし、という例も少なくないようだ。

 ITコラムニストの青木恵美さんは、こうした方法だと、データをなくす危険があると指摘する。「メモリーカードのデータを誤って消去したり、パソコンのハードディスクが故障したりと、トラブルはつきものです。枚数がまとまったら、CDやDVDなどに記録、保存しておきましょう」

 大切に残した古い写真を、成長した子と一緒に懐かしむのも、子育てのもう一つの楽しみといえそうだ。

 写真を保存するポイント

 旅行などのイベントごとにパソコンにデータを保存。最低月に1度は保存する習慣を

 パソコンに「デジカメ」フォルダをつくり、その中に日付を入れたフォルダを設ける

 メモリーカードは信頼できるメーカーの製品を使い、金属の端子部分を指で触ったり、水にぬらしたりしない

 CDやDVDは分かりやすいタイトルをつける。ケースに入れ、ラックなどに保管。光や熱に弱いため、日なたや高温多湿になる場所は避ける

 CDなどに記録する時は、専用の書き込みソフトを使うと簡単(青木さんの話などから)

2011年11月25日  読売新聞)

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