子供向けの雑誌にはその昔、未来の生活はこうなるというイラストがよく載っていた。それを1950〜70年代を中心に集めた、楽しいビジュアル文庫だ。 (3月5日)[全文へ]
まるで巨大ロボットの頭のよう。栃木県日光市にある文化会館は、なんとも迫力ある顔を持つ。そんな国内の無名に近い公会堂やレジャービルなど、23件を紹介する。題名は近代建築の保存活用を進める世界的組織「ドコモモ」(DOCOMOMO)のもじりだ。建築史家の著者も、その活動に参加する一人である。 (2月27日)[全文へ]
碁盤の井目は現代では9個だが、正倉院には17個の碁盤が伝わる。将棋でも、平安時代には升目も駒の種類も今より多い「大将棋」という遊び方があったという。 (2月27日)[全文へ]
見たことのない篠山紀信がいる。未発表作も多数収録し、何しろ安保のデモ行進の写真まである。と同時に、後の篠山紀信がすでにいる。ヌードや演劇など、今も取り組む対象に多彩な着想で迫っている。1960年代の仕事を集成して、興味の尽きない大冊だ。 (2月20日)[全文へ]
柳田国男の遺著『海上の道』は風の話で始まる。 (2月13日)[全文へ]
本を開く時、閉じる時には目を楽しませて、読者が活字に入り込んでいる間は忘れ去られる。小さな紙片だから、書籍が図書館、立派な絵画が美術館に収まるようには残らない。そんな控えめな“読書の友”を、しっかり紹介した本が出た。 (1月30日)[全文へ]
G8サミット、アジア太平洋経済協力会議(APEC)など国際会議で通訳として活躍した著者が、「使える英語力」を身につけるための上達法を伝授する。 (1月30日)[全文へ]
正倉院文書といえば古代の戸籍が有名だが、中心を占めるのは写経所の帳簿類だ。本書は文書の成り立ちを解説し、バラバラになった断簡を並べ直して当時の写経事業を復元していく研究の実態を紹介する。 (1月23日)[全文へ]
「カメラマンとは潜在的失業者」。ベテラン写真家のそんな一言に自問自答を続ける40代のフリーカメラマンが、若手人気写真家12人に行ったインタビュー記録。 (1月23日)[全文へ]
- 『昭和ちびっこ未来画報』 初見健一著 (3月5日)
- 『知っておきたい世界の名画』 宮下規久朗著 (3月5日)
- 『モバイルパワーの衝撃』 辻村清行著 (3月5日)
- 『ドコノモン』 文・写真 倉方俊輔 (2月27日)
- 『日本の危機の正体』 山本大二郎著 (2月27日)
- 『日本遊戯史 古代から現代までの遊びと社会』 増川宏一著 (2月27日)
- 『THE SIXTIES by KISHIN』 篠山紀信著 (2月20日)
- 『このくらいはわかって! ワンコの言い分』 増田宏司著 (2月20日)
- 『ブナの実はそれでも虹を夢見る』 丸山健二著 (2月20日)
- 『海を渡る蝶』 松永高寛写真集 (2月13日)
- 『なんでコンテンツにカネを払うのさ?』 岡田斗司夫・福井健策著 (2月13日)
- 『コミュニケーションの政治社会学』 山腰修三著 (2月13日)
- 『東京|天空樹』 佐藤信太郎写真集 (2月6日)
- 『都はなぜ移るのか 遷都の古代史』 仁藤敦史著 (2月6日)
- 『領土』 諏訪哲史著 (2月6日)
- 近代ニッポン「しおり」大図鑑 羽島知之・竹内貴久雄編 (1月30日)
- 『国税記者 実録マルサの世界』 田中周紀著 (1月30日)
- 『英語で話すヒント』 小松達也著 (1月30日)
- 『正倉院文書入門』 栄原永遠男著 (1月23日)
- 『写真と生活』 小林紀晴著 (1月23日)
- 『驚くべき雲の科学』 解説=リチャード・ハンブリン/制作協力=英国気象局 (1月16日)
- 『天空の沈黙』 V・アファナシエフ (1月16日)
- 『「ぴあ」の時代』 掛尾良夫著 (1月16日)
- 『木造仮設住宅群』 制作・はりゅうウッドスタジオ (1月10日)
- 『大相撲行司の世界』 根間弘海著 (1月10日)
- 『十八歳からの十年介護』 町亞聖著 (1月10日)
- 『女の悩みはいつもマトリョーシカ』 室井滋著 (1月10日)
- 『京都洋館ウォッチング』 井上章一著 (12月19日)
- 『100円のコーラを1000円で売る方法』 永井孝尚著 (12月19日)
- 『デスマスク』 岡田温司著 (12月19日)
- 『八千草薫』 文芸春秋編 (12月12日)
- 『新聞小説の魅力』 堀啓子、辻原登ほか著 (12月12日)
- 『おれたちの青空』 佐川光晴著 (12月12日)
- 『竹下佳江 短所を武器とせよ』 吉井妙子著 (12月5日)
- 『お買い物の経済心理学』 徳田賢二著 (12月5日)
- 『蔵のお伊勢参り』 蔵真墨写真集 (11月28日)
- 『全貌フレデリック・ワイズマン』 土本典昭・鈴木一誌編 (11月28日)
- 『BANG! BANG! BANG!』 朝比奈あすか著 (11月28日)
- 『グリム』 中里和人写真集 (11月21日)
- 『ピアニストの系譜』 真嶋雄大著 (11月21日)
- 『くらべる鉄道』 川辺謙一著 (11月21日)
- 『MAGNUM CONTACT SHEETS』 クリステン・リュッベン編 (11月14日)
- 『恋する「小倉百人一首」』 阿刀田高著 (11月14日)
- 『ルーヴルはやまわり』 有地京子著 (11月14日)
- 『オヤジギャグ200連発』 オヤジギャグ研究会編 (11月7日)
- 『宮台教授の就活原論』 宮台真司著 (11月7日)
- 『放射能の真実』 辛坊治郎、高橋千太郎著 (10月31日)
- 『皇后美智子さま』 渡辺みどり著 (10月31日)
- 『日の丸を視る目』 石川真生写真集 (10月24日)
- 『生きている 生きてゆく』 「ビッグパレットふくしま避難所記」刊行委員会 (10月24日)
短評