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周囲の物体監視 追突防止ソフト…進化する安全技術ドライバーや歩行者を事故から守るための技術の進化が著しい。自動車メーカーは事故防止のためのさまざまな技術の開発を進めており、高い安全性をアピールしている。部品メーカーなどからもユニークなアイデアを生かした技術や商品が相次いで登場している。(鹿川庸一郎、山岸肇) カメラが「目」に日産が昨年11月に一部改良して発売した高級ミニバン「エルグランド」は、発進時などに車の周囲で動く物体をとらえるシステムを備えた。クルマの周辺の様子をカメラでとらえ、画面に映し出す「アラウンドビューモニター」を進化させたものだ。一部を除いてほぼすべてのグレードに標準装備した。 カメラがとらえる対象は状況に応じて変わる。ギアを「D」(ドライブ)に入れると前方を、「R」(バック)に入れると後方を監視する。クルマの前後左右に取り付けた4個のカメラが「目」となり、周囲で動く人や物をとらえ、ドライバーに画像と音で注意を促す。モニターには、クルマを上から見たような合成画像と、前後の状態が映る。 今後は後方にクルマが近づくと警告する機能も加える予定だ。小型車向けに、数万円でオプション装備できるようにする。 日産はアクセルとブレーキを誤って踏まないようにする装置や、玉突き衝突を防ぐため2台前方のクルマの動きを監視できるシステムも開発しており、今後発売するクルマに順次搭載していく。 スバルは昨年12月に全面改良して発売した小型車「インプレッサ」に、衝突防止装置「アイサイト」を初めて搭載した。 二つのカメラで前方を監視し、衝突の危険を察知すると自動的にブレーキがかかる。前方のクルマとの時速の差が30キロ・メートル以下ならば、ほぼ確実に追突を防ぐことができるという。 11月末から約1か月間のインプレッサの受注台数は、当初の月間目標(2200台)の3倍を超える7157台と好調だ。アイサイトを搭載できないグレードを除くと、受注台数の約85%がアイサイト付きで、高い人気を裏づける。 アイサイトは「プラス10万円」という手頃な価格も魅力だ。スバルは2010年5月に初めて主力車「レガシィ」のセダン、ワゴンタイプに搭載した。現在ではレガシィの約85%にアイサイトが搭載されているという。 眠気を測定「スリープバスター」は、マットに内蔵されたセンサーがドライバーの心拍数などを計測。居眠り運転の危険があると、音と画面で警告する
運転に支障が出る危険を察知した「スリープバスター」のコントローラー画面
運転に適した状態を示すコントローラーの画面
部品やカー用品メーカーも安全性を高めるための技術を競っている。 工業用ミシンのJUKIは2月に居眠り運転を防ぐシステム「Sleep Buster(スリープバスター)」を発売する。 運転席に取り付けるマットには圧力センサーが埋め込まれており、心拍数などの変化を検知することでドライバーの眠気を7段階で測る。 画面には18秒ごとに「眠さ」が表示される。これ以上運転を続けることは危険だと判断した場合は、警告音が鳴る。居眠りに陥る約10分前に「前兆」をとらえるという。自動車用シートなどを製造するデルタ工業(広島県)の子会社が東京大学などと共同開発した。JUKIが15万7500円で発売する。 カー用品製造・販売の「カーメイト」(東京都)は、米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」向けの追突防止ソフト「ドライブメイトセーフティカム」を発売した。 ダッシュボードに設置したiPhoneのカメラが前方を監視し、前のクルマに急接近すると警告音が鳴る。ソフトは500円でダウンロードできる。 (2012年1月16日 読売新聞)
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