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母国からカウンセラーブラジル人やペルー人が多く暮らす群馬県で、両国から来たカウンセラーたちが、母国出身の子どもらの心のケアに奔走している。県が国の海外交流事業を活用して招いた全国初の取り組みで、外国人が多く住む各地の自治体から注目を集めそうだ。 同県在住のブラジル人やペルー人は約2万人。主に県東部の伊勢崎、太田両市や大泉町に住む。近年は不況で失業する親が続出。経済的困窮の中で、虐待を受ける児童や、学費がかかる外国人学校から移った公立校になじめない生徒が目に付くようになった。 県は「母国語で気軽に相談できる専門家が必要」と、2010年度に初めてブラジルからカウンセラー1人を招き、今年度は3人に増員した。 昨年6月末に、ブラジルからカーラ・バホスさん(40)ら2人と、ペルーからマビ・エバンヘリスタさん(30)が来県。いずれも女性だ。 カーラさんは、太田市内の市立小中学校5校とブラジル人学校2校を担当。子どもが校内の相談室に顔を出すと、笑顔で迎え、親身になって話を聞く。 必要があれば、教師や家族らとも話し合い、問題の解決を図る。親の悩みにも応じ、毎月扱う相談は60件以上と忙しい。 ブラジル人学校に通う男児(12)は「いろいろ助けてもらっている。すごく大切な人」と、信頼しきっている様子。カーラさんは「家庭内暴力や不登校など、深刻な相談が多い。少しでも解決していきたい」と話す。 11月に1人帰国したが、カーラさんとマビさんは3月まで活動する予定。県国際課は「新年度はさらに人数を増やしたい」と話している。(前橋支局 田中ひろみ、写真も) (2012年1月26日 読売新聞)
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