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自己紹介 入念に準備して

イラスト・藍原真由

 [問題]

 面接で自己紹介を求められました。時間は1分。マナーの面で最も好ましいのはどれでしょう?

 〈1〉時間は超過していいので、生まれた時から現在までをきちんと話す。

 〈2〉まず名前を述べ、アピールポイントを一つに絞って簡潔にまとめる。

 〈3〉親近感を抱いてもらうため、自分の欠点を話す。

 [答え]

 自己紹介とは読んで字の如(ごと)く、自分のことを自分で紹介する場。どんな点をアピールするか、事前にきちんと考えをまとめておかなくてはなりません。〈1〉は問答無用でNG。決められた時間は絶対に守らなければいけません。時間内でまとめられないと、準備不足とも受け取られます。〈3〉は、いい方法ですが、謙遜しすぎると嫌みに聞こえることも。今回の事例は1分と時間が短いので、話題は一つに絞り込むのが好ましい方法です。正解は〈2〉。

 自己紹介の時間は、1分、3分、5分、時間無制限など、会社によってさまざまです。従って、事前にいくつかのバージョンを作っておくことが不可欠です。

 一般のビジネスシーンでも、例えばプレゼンなど、決められた時間内に話すことが数多くあります。どんな話を入れるべきか、その話は冒頭に持ってくるべきか、中盤か、それとも締めに使うか……。

 自己紹介も同様です。マナー違反にならないよう、入念な準備をしましょう。

 (古谷治子・マネジメントサポートグループ代表)

 (2011年1月11日付読売新聞朝刊掲載)

2012年2月9日  読売新聞)
プロフィル
古谷治子 (ふるや・はるこ) さん
マネジメントサポートグループ代表
「品格」「モチベーション」「スキル」の三位一体教育で企業人育成を支援。シンクタンク等での講演・執筆多数。
古谷治子さんの写真
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