よみうり入試必勝講座 WITH代々木ゼミナール




2011年7月号
問題解答作成のヒント解答例PDF(全ページ)
 
作品の舞台を訪ねる

 こんにちは。
 今回の記事では、若者に人気の漫画やアニメ作品の舞台として京都をとりあげ、観光客を誘致しようとする試みが紹介されています。
 長い歴史を持つ都市としての京都と、現代の漫画やアニメという、ちょっとみたところ奇妙ともいえる取り合わせについて、記事を読んで、考えたところをまとめるのが今回の課題です。
 さっそく記事を読んでみましょう。


問題
次の記事を読んで、感じたこと、考えたことを800〜1000字で述べなさい。

 京都市は、「美味(おい)しんぼ」や「お〜い!竜馬」など若者に人気の漫画やアニメ20作品に登場する市内の観光地や飲食店などを作品とともに紹介する冊子「京都漫彩(まんさい)」(A5判、91ページ)を発行した。
 京都駅にある観光案内所や東京都内にある京都館などで1万5000部を無料で配っているほか、市のホームページでも閲覧できる。(鷲尾有司)
 グルメ漫画「美味しんぼ」では、作品で登場したことがある老舗料理店「瓢亭(ひょうてい)」(左京区)や料理道具店「有次」(中京区)などを紹介。主人公で新聞記者の山岡士郎と栗田ゆう子のイラストとともに、瓢亭が日本で最古の歴史をもつ料亭であることや、味の確かな店として、スッポン料理の「大市」(上京区)と薬味に定評のあるそば店「晦庵(みそかあん)河道屋」(中京区)などを例示している。
 「お〜い!竜馬」では坂本龍馬が襲撃を受けた寺田屋(伏見区)や近江屋跡(中京区)などを紹介するほか、「課長 島耕作」では祇園や鴨川の床を取り上げ、おなじみのキャラクターたちが生き生きと京都を案内してくれる。
 ほかに、「あさきゆめみし」「陰陽師」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」「ろくでなしBLUES」といった作品から抜粋されている。
 市は、年約5000万人が訪れる観光客のうち6割が40歳代以上となっていたため、若者にアピールする手段として漫画やアニメに着目した。漫画作品以外にも、漫画家と舞妓(まいこ)の座談会といった企画も収録している。
 市は「作品ゆかりの地を訪ねることで、いつもの京都観光とはひと味違う楽しみ方を知ってほしい」と期待している。
 問い合わせは、市商業振興課(075・222・3340)へ。
(読売新聞2011年5月10日(火)朝刊)
 
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