よみうり入試必勝講座 WITH代々木ゼミナール




2009年プレ号
2009年度入試の出願動向
「100年に1度の経済危機(?)」は受験生にどう影響を与えたのか?
2009年入試の出願動向
「100年に1度の経済危機(?)」は
受験生にどう影響を与えたのか?

代々木ゼミナール入試情報センター
本部長 坂口幸世
「100年に1度」の先入主
 「100年に1度」あるいは「未曾有」、そして「危機」という言葉が飛び交う今回の景気後退は、それだけにこの「危機」の影響を受けない分野などないという先入主に捕らえられたのでしょうか、人々はあらゆるところに「経済危機」の影の現出を見ようとしているようです。
 たしかに“「経済危機」→節約”の図式はわかり易いでしょう。そしてそうした眼で見れば今年の入試に関して「経済危機」の影響を見つけることはた易いことです。しかし、受験生やその保護者は、無制限に好きなだけ受験するということは今までもしてこなかったはずです。難易度、入試科目・方式、入試日程、そして大学そのものの「価値」に関わるさまざまな選択要素を総合的に判断して、受けたい受験校候補から実際に受ける受験校へと「絞り込み」をしてきたのです。その「絞り込み」作業をもって「節約」とみるかどうかです。
 よく考えれば分かることですが、「オイシイものを食べる」とか「旅行に行く」という消費行動と受験というものを同日に論ずるのには無理があるでしょう。それでも「できれば安くあげたい」あるいは「回収を確実にしたい」という経済性重視の心理が働くのは当然であるし、そして今回の2009年入試ではそれが特に強かったのかもしれないとも想像できます。そこで2009年入試では受験生はどのような受験行動をとったか、出願者数のデータから読み取りたいと思います。
「学費の安い」国公立なのに志願者減少
首都圏の国公立大学は敬遠された
「経済危機」よりセンター難化
国公立大学志願者減の根本原因
学費の高い私立なのに志願者増加
首都圏私大でも減少なし
「理由」がなければ増加しない
不況の時代は資格に期待?
それでも人気の「非実用」の学科
不況と雇用と受験の関係
PDF(全ページ)
トップページ 次のページ
COPYRIGHT 2009 代々木ゼミナール

yomiuri online 会社案内 | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンクポリシー | お問い合わせ |
YOMIURI ONLINE広告ガイド | 新聞広告ガイド |
見出し、記事、写真の無断転載を禁じます Copyright © The Yomiuri Shimbun.