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ボディーケア

たくさん食べても太らない フランス流ダイエットのコツ

 おいしいものを食べて、楽にやせる方法はないものか……。全世界で300万部読まれている「フランス女性は太らない」の著者、ミレイユ・ジュリアーノさんに、たっぷり食べてもほっそりした体形を保てる、フランス流ダイエットのコツを聞いた。

たっぷりの水とバランスの取れた食生活

ミレイユ・ジュリアーノさん

 Q レストランで年に300回もフルコースを食べながら、25歳の時の体形を維持しているそうですが、おいしく食べても太らないコツを教えてください。

 A 当たり前のことを実践しているだけで、とくに斬新なダイエット方法ではありません。週単位で食べ物、飲み物、運動のバランスを考える。水を大量に飲む。朝食は決して抜かない。量より質を大切に、一日3食、五感で感じながら食べるようにする。規則的に食べる習慣を身につけること――すべてにおいてバランスが重要です。そして、食べることを楽しむ。つらくて過激なダイエットでは、やせられないものです。

 Q 水を大量に、とは?

 A 一日中、水を飲んでいます。水は命の源で、代謝のためにも必須。一般的に1日にグラスで6〜8杯は必要だといわれています。水をたくさん取って、できるだけ歩くようにしただけで、肌や髪のつやもよくなります。水は健康にも美容にも欠かせません。

 Q お茶やコーヒーでは水の代わりになりませんか?

 A お茶やコーヒーにはカフェインが含まれています。カフェインを取りすぎると脱水状態になって、かえってノドが渇きます。水の代わりにはスープを飲むといいでしょう。ただし、スープなら何でもいいわけではありません。例えば、日本のみそ汁は大変おいしいのですが、塩分が多すぎる。フランスのスープは野菜のエキスとハーブだけで、ほとんど塩は使いません。

 Q 本に紹介されていた魔法の「ポロネギのスープ」ですね。

 A このスープは1キロのポロネギを水で30分間煮込むだけ。簡単に作れます。ポロネギには穏やかな利尿作用があり、カロリーは低いけれど、栄養価が高い。私はフルコースなど、重い料理を食べた翌日は、デトックスのためにポロネギスープを食べます。

 ポロネギがなければ、日本の太いネギ(下仁田ネギなど)を代用してください。スープにズッキーニやホウレン草など、緑の野菜を加えてもおいしいです。

 それから、ミルクと乳酸菌だけで作ったヨーグルトをお薦めします。炭水化物もたんぱく質も脂肪分も含まれている、ヨーグルトは完全食です。

 私にとって大切なものは、水の次にスープ、ヨーグルト、パン、ワイン、そしてチョコレートです。

 Q チョコレートは高カロリーですが、食べてもいいのですか?

 A 私はチョコレートが大好き! ポリフェノールやマグネシウムが含まれていて、少しなら体にもいいんですよ。好物を食べるのは、悪いことではありません。例えば、あなたがパンを好きなら、適量をおいしく食べればよい結果が生まれます。でもバケットを丸々1本は食べ過ぎです。たくさん食べるのではなく、満足するように食べるのです。大切なのはバランスです。自分に合ったバランスを見つけてください。

【魔法のポロネギのスープ】

<材料>
ポロネギ(下仁田ネギのような太いネギでも代用できる)……1キロ

<作り方>
(1)緑の部分をわずかに残したポロネギを大きな鍋に入れて、かぶるぐらいの水を入れてフタをし、火にかける。沸騰したら、フタを取って20分から30分煮る。
(2)ネギをボウルに移す。煮汁は鍋からあけて、取っておく。

<食べ方>
煮汁を2〜3時間おきに1カップずつ飲む(室温か、温め直す)。空腹時にはネギを100〜150グラムずつ食べる。控えめに塩、コショウをしてもよい。

年齢はただの数字、大切なのはどう生きるか

ミレイユさんがアンバサダー(大使)を務める栄養食品ジェルブレ。「時間のない朝、食事代わりにお薦めです」

 Q 最近の若者は手軽なファストフードを好みますが、フランスではいかがですか?

 A フランスも例外ではありません。そのため肥満の低年齢化が進んでいます。フランス政府は中学、高校で、スナック菓子や清涼飲料などの自動販売機の設置を禁止しました。

 子どもにきちんとした食習慣を身につけさせるのは、母親の責任だと思います。私の本の読者にも「時間がなくて実践できない」という女性がたくさんいます。でも、すべてを完璧にこなす必要はありません。毎日が無理なら、週末だけ手料理を作るように心がけてください。子どもたちに“食”の価値観を教えてほしいのです。

 私たちの親の世代は、カロリーや栄養素の知識があったわけではなく、自然とバランスを考えて食事を作っていました。今の若い人たちは、カオスな状態で大量に食べている。そこから、健康を損ねたり、精神的な問題を抱えてしまったりする。

 最近の若い女性は混乱していることが多い。例えば、情熱を傾ける仕事を見つけたと思っても、実際に仕事を始めると冷めてしまう。コミュニケーションが取れなくて、誰かと何かを共有できない。携帯電話やインターネットが発達して、便利にはなったけど、個人は孤立化してしまっている。バランスが取れていないのです。綱渡りと同じで、一方に負荷がかかったら、バランスは崩れてしまいます。

 Q バランス感覚はどうすれば身につくのでしょう?

 A 自分をよく知ることです。みなさんは、おなかがすくと何か食べますよね。食べ過ぎる人は、食欲で空腹以外の何かを満たしているのです。心理的な飢餓感を満たすために、たくさん食べてしまう。本当は何が必要なのか、自分を見つめ直すことです。

 Q 日本の女性は年を取ることを嫌います。フランスには「人生は50歳から」という言葉があるそうですが、フランス女性は加齢を気にしますか?

 A 私の友人は年齢を聞かれると、「年齢は数字の羅列、電話番号と同じよ。私の番号は電話帳に載っていないの」とジョークを返します(笑)。

 年齢は数字でしかないのです。大切なのはどう生きるか。若くても覇気のない人もいれば、年齢は上でも若々しい人もいます。私も自分の年齢が好きなわけではありませんが、悲観もしません。25歳のファッションはできなくても、十分スタイリッシュでいられるし、これからの人生も楽しめます。いろいろな経験を重ねることで人間として成熟すれば、人生はもっともっと豊かになるからです。

 人生は取り換えがききません。今を楽しみましょう。“それが人生だから”。


ミレイユ・ジュリアーノ
ソルボンヌ大学でフランス文学と英文学を、I.S.I.T.(翻訳・通訳高等学院)で語学を学ぶ。1984年、シャンパンの世界的トップブランドとして知られる「ヴーヴ・クリコ」の米国現地法人「クリコ」社に最初の社員として参加。のちに同社の社長兼CEOをつとめる。現在は夫とともにマンハッタンに暮らす。主な著書に「フランス女性は太らない」「フランス女性の12か月」「フランス女性の働き方―仕事と人生を楽しむコツ」がある。
オフィシャル・サイト:http://mireilleguiliano.com/

 
<プレゼント>
ミレイユさんがお薦めする、健康・栄養食品「ジェルブレ」をセットで5名様にプレゼントします。締め切りは3月3日(木)です。当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。

【ジェルブレ】
小麦胚芽やフルーツなど、素材と栄養にこだわったフランス発の健康・栄養食品。小麦胚芽を配合した「バイタリティーシリーズ」(7種)、食物繊維を配合した「ファイバーシリーズ」(3種)、砂糖不使用の「オブジェクティブサンテシリーズ」(2種)の3シリーズある。
小売価格(税込み):レギュラーサイズ/399円、ポケットサイズ/150円

<商品に関するお問い合わせ先>
大塚製薬 お客様相談室
(フリーダイヤル)0120-550-708
http://www.otsuka.co.jp/gerble/

2011年2月18日  読売新聞)

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