現在位置は です

本文です
キレイを磨く

クリスマスは、おうちでアロマ

香りを楽しむアロマのキャンドル

ピンク色のLEDライト2000個がきらめくプランタン銀座正面口のクリスマスツリー

 師走――クリスマスが近づき、肌を刺す外気のなか、街も輝きを増しています。夕暮れ時、ゆっくりと街をクルージングしながら、イルミネーションやツリーのディスプレーを一つひとつチェックして歩くのも、この時期ならではの楽しみです。

カネボウトータルビューティアカデミー・アロマテラピーカレッジの竹内悦子講師

 東京・銀座では、銀座中央通り4丁目、ミキモト本店前に、毎年恒例の約10メートルのジャンボクリスマスツリーが登場しました。今年のテーマは、日本の未来を担う「子供たちの夢」で、色とりどりのガラスのオーナメントが飾られています。外堀通りに面したプランタン銀座正面口には、3メートルの小ぶりなツリーに、ピンク色のLEDライトのやさしいあかりが(とも)りました。

 今年は、自宅でほっこりクリスマスを過ごすという人も多いと聞きます。部屋でアロマを楽しみながら、きれいに、ヘルシーに、心身ともにリフレッシュしませんか?

 アロマを使った各種セミナーから検定資格の対策講座まで、香りのことならお任せという「カネボウトータルビューティアカデミー・アロマテラピーカレッジ」。同カレッジ講師の竹内悦子さんに、「4つの香りが楽しめるクリスマスキャンドル作り」を教わりました。

 用意するのは、キャンドル用グラス(耐熱性)、キャンドル芯、キャンドル用ジェルワックスとパラフィン、それにアロマ精油。

 アロマ精油は、もちろんお好みのもので構いませんが、竹内さんに、クリスマスならではの香りを選んでもらいました。モミ、シナモンリーフ、ベンゾイン、オレンジ・スイートの4種類です。

手作りキャンドルでリフレッシュ

竹内さんの講座風景。子供から大人まで、皆目が真剣です

 モミはクリスマスには欠かせない精油。葉の部分から抽出します。森林浴を思わせる、シャープで透明感のあるすがすがしさが特徴です。

 シナモンリーフ精油は、マダガスカル原産で小枝や葉から抽出。お茶や菓子などで、おなじみの香りですね。抗菌効果が高く、モミのアロマと合わせて、ルームスプレーとして利用している人も多いようです。

 ベンゾイン精油は聞きなれない種類かもしれませんが、インド・インドネシアの原産。樹脂から抽出します。バニラのように甘くやさしい香りが、ストレスから解放し、心を慰めてくれます。

 果皮から抽出するオレンジ・スイート精油は、気持ちが落ち込んだ時には特に効果的なのだとか。胃の不調を改善し、便秘の解消にも役立つそうです。ベンゾインとの相性が抜群です。

(1)赤や緑などクリスマスらしい色を付けたジェルキャンドル(2)キャンドル芯は垂直に立てて(3)グラスに入れるジェルキャンドルは細かく切っても美しい(4)色のバランスを考えてグラスに詰めて
(5)仕上げにオレンジ・スイート精油を使う。溶かしたジェルワックスに精油を5滴ほど(6)食べてしまいたいほどキュートに出来上がり!

 まず、キャンドル用のジェルワックスをアルミ製のカップなどで液体になるまで溶かします。香りづけは、溶かしているワックスの気泡がなくなったところで行います。オレンジ・スイートは仕上げに使うので、モミ、シナモンリーフ、ベンゾインで、それぞれ香りづけしましょう。70〜80グラムのジェルに対して5−6滴というところでしょうか。

 軽くスプーンなどでかき混ぜ、次に着色です。キャンドル用の顔料(液体染料)を使います。モミの香りは緑色、ベンゾインは赤色、シナモンリーフは透明のまま。最初から色が付いているチューブタイプのジェルもあるので、上手に利用したいもの。アルミのトレーに流し込み、固まってぷるんとした感触になったら、カッターでキューブ状にカットします。

 また、星形のカラーキューブは、パラフィンを使って作ります。溶かしたパラフィンはクレヨンなどで着色し、トレーに流し込んで、適度に固まったら型抜きし、冷めたらはずします。

 実は今回、レッスンの受講生が多かったので、ここまでの工程の実技は省略されていました。

 「ジェルキャンドル作りの道具や材料は、キャンドル用品専門店や通販サイトでも手軽に手に入るので、ぜひご自宅で挑戦してみてください」と、竹内さんは言います。

 次に、キャンドル用グラスの中心にキャンドル芯を金具が付いている方を下にして垂直に立て、赤、緑、透明のジェルキャンドルを配置を考えながら詰めていきます。星形に抜いたキャンドルも、好みで飾ります。

 さらに、溶かしたジェルワックス(透明)を用意して、オレンジ・スイート精油を5滴ほど加えます。これを、グラスの上から注いで、固まるのを待ちます。特性上、気泡ができますが、それもデザインと思えば、面白いのではないでしょうか。

 まるで、フルーツジェリーのようで、食べてしまいたいほどキュートに仕上がりました(もちろん、食べられませんが……)。

 「キャンドルの芯は、長さ1センチくらいに切りましょう。燃焼中や消火直後は容器が熱くなっているので、火傷(やけど)には十分気を付けてくださいね」と、竹内さん。

 感謝の気持ちを込めて家族や友人にプレゼントするもよし、年末のキレイ磨きの仕上げに楽しむもよし。

 心華やぐクリスマスのワンシーンに、アロマキャンドルを取り入れてみてはいかがでしょうか。

カネボウトータルビューティアカデミー・アロマテラピーカレッジ
http://www.kanebo-aroma.com/

プロフィール


永峰好美(ながみね・よしみ)1979年読売新聞社入社。編集局生活情報部、解説部などで取材 にあたり、2005年5月より東京・銀座の百貨店、プランタン銀座取締役、2011年5月同常務取締役。記者時代はメイクも落とさずベッドに直行することが多く、お肌もボディもぼろぼろに。今は、貪欲に様々なビューティー情報にアンテナを張り巡らせています。「新おとな総研」では、銀座に関する話題をつづった「GINZA通信」を連載中。

2011年12月2日  読売新聞)

 ピックアップ

トップ


現在位置は です


ケータイから発言小町の投稿・閲覧ができます
「掲載お知らせメール」も届きます
QRコード

小町テレビ


くらげっとのつぶやき
小町さんのつぶやき

発言小町のガジェットができたよ!
ブラウザを起動しなくても、新着トピやよく読まれているトピが表示されるし、YOLの主要ニュースや話題のキーワードがわかる便利なツールです。今すぐ、ここからダウンロードしてね!